父の気持ちはわかるけど | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

のどかンちはマンション住まい。


いくつか棟があって、

その中に実家が入居してます。


んで、今夜実家にご飯のおかずの差し入れに

行った時のこと・・・。


父に挨拶したらすぐに。


「お前マンションを賃貸に出す気はないのか?」


だって。


急に言われてビックリしたけど。


じつは生前、ダンナっちの治療費がかかりすぎて

生活が苦しかったときに、

少し考えたこともあったんだけど。


ローンがなくなった今、

マンションは賃貸に出して、

私と娘っちはどこか安いアパートや

公団にでも入れば、

と言われたのですが。


うーん・・・。


父は心配して言ってくれているんだろうけど、

じつはこれ、そんなにメリットないんです。


結局不動産屋に賃貸管理料として2割くらいもっていかれるし、

今の学区を変えないで賃貸を探すとなると

それなりに高い地域なので、

結局手元に残るのは差し引き1~2万円。


それに新しくどこかに移るには

引越し費用に敷金、礼金が必要だし。


何よりも、ダンナっちが一生懸命稼いだお金で

このマンションを買ったわけで。

(もちろんローンも組みましたが)


私や娘っちにとっても思い出がいっぱい詰まった

マンションなわけで。


それを誰かに貸すなんて考えられない!!!


でも父からすると、そんなセンチメンタルなこと

言っている場合か!だそうで。


これから先、子どもを育てるのにお金がかかるのに、

そんな甘い考えでどうする!

って言われちゃいました。


そりゃ~遺族年金だけでは当然生活はできないので、

私だって仕事を探さなきゃいけないし。


でも仕事をするんだったらフルタイムになるから

やっぱり実家近くの方が安心だし。


で、そんなこんなで口ケンカになりました。


まぁ、父の気持ちもわかるんです。


特別優秀でもなく、ずーっとパート主婦をしていたし、

この不景気で仕事もなかなかないし。


でも子どもは育てていかなきゃいけないから

お金は必要。


少しでも現金収入を・・・と考えてくれたんだろうけど。


でも私はもう明日のご飯もありません!

みたいな状態にならない限りは

このダンナっちが遺してくれたマンションは

売りにも賃貸にも出すつもりはないんです。


ついでに言うなら、

ここを賃貸に出せというなら、

私と娘の生活、収入を心配するなら

実家に帰ってこい!と言ってくれてもいいのに。


でもそれは父からするとイヤなんですよね。


夫婦2人ゆっくりとした生活をしているのに、

娘が孫を連れて戻ってきたりした日には

うるさくてたまらないもの。


だからどこか借りて・・・というんだろうけど、

その家賃を出すのは私だっつーの。


私が今住んでいる土地から離れる事があるなら

大好きな長野とかに移る時。


でもそれはもうちょっと先の話になるしね。


父の心配は有り難いけど、

今回の話はノーサンキューです!!


実の親子じゃなかったら、

これ大きなモメゴトになってまっせー。