やっと歯痛から解放されたのどかデス![]()
いやぁ、ここ数日の歯痛は本当に辛かったです![]()
で、この数日の歯痛のせいで、
ある事を思い出しちゃいました![]()
ちょっと愚痴になりますよ~![]()
一昨年の9月、私は腎臓癌により
左腎臓全摘出手術をしたのですが・・・
手術自体は成功したのですが、
ソレは手術翌日に起きました![]()
手術翌日、朝からレントゲン撮影があり、
決死の思いでベッドから起きて、車椅子に乗り、
検査室へGO![]()
うぅ・・・なんだか痛い![]()
この手術痕以外に胃の辺りが痛い![]()
でも付添ってくれている人は、
どーみても新人の看護師さんか看護助手さん![]()
痛いーと訴えたところで
「あともう少しですからね~」と返ってくるばかり![]()
でもどーしてもガマンできないほどの激痛で
身体をまっすぐに立てることができず、
レントゲンは寝て撮った1枚で終了![]()
帰りの車椅子でもうずくまるほどの痛みで
ベッドに戻ってきてからも痛みは取れず![]()
回診で来た医師に痛みを訴えると
「たぶんストレス性の胃痛だろう」との事で胃薬を処方![]()
開腹手術って、本人は麻酔で寝ていて自覚ないけど、
身体の方はいじくりまわされるので、
かなりのストレスがかかって、
術後胃痛を訴える人は少ないそうなんです![]()
で、その日の昼、夕と食後に胃薬飲むも効果ナシ![]()
そしてソレは突然起きました![]()
トイレに行って、ヨロヨロとベッドに戻る途中![]()
いままでに経験した事がないような激痛が![]()
昼間と同じ胃の付近が痛い![]()
でも今まで以上に痛い![]()
付添っていたダンナっちも異変に気が付きつつも
私が言える言葉は
「痛い!!!!!!」
のみ![]()
とにかく「痛い!痛い!!痛い!!!」と連呼するしかできず
その間ダンナっちはというとオロオロするだけ![]()
心の中で「オロオロしてないでナースコール押せっちゅうねん!!」
とツッコミつつ、
でも口から出る言葉は「痛い!!!」のみ![]()
そのうち呼吸は苦しくなってくるし、
意識も朦朧となってくるし・・・![]()
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「ア、アカン、私死ぬ」
本当にその時はそう思いました![]()
そしてそんな中やっと出てきました![]()
苦しい息の中
「ナ、ナースコール・・・」
で、ダンナっちナースコールを押す![]()
ではなくて
「はい!」
え!?
まさかのナースコール手渡し![]()
おぃおぃ・・・![]()
押さないで、この意識朦朧となっている私に押させるのかよっ![]()
で、最後の気力を振り絞って、ナースコールを押す私![]()
・・・。
そっからほとんど記憶がありません![]()
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なんとなーく覚えているのは、
担当看護師さんが男性だったので、
ベッド側でうずくまっている私を
ダンナっちと一緒に抱えて
ベッドに寝かせてくれた事
夜勤だった若手医師がワラワラ集まってきて、
片手ずつ2人、計4人で一生懸命血管を捜していた事
(私の血管はなかなか出ないので、毎回大変なんです)
で、血管がなかなか出なくて、
「おい!そっちはどうだ!!」
「出来そう!・・・あ、ダメでした」
「そっちは!!」なんていう医師達の怒声
担当医はすでに帰宅していたのにも関わらず、
呼び出しされ、病院に戻ってきてくれて、
「のどかさん!H先生来てくれたよ!」という声と
H先生の「もう大丈夫だからね」という声に安心した事![]()
そしてCT室に運ばれた事
それしか覚えていません![]()
で、この一連の事は胃痛ではなく、
肺梗塞の発作だったんです![]()
起きた梗塞は小さなものだったのでよかったのですが、
大きなものだったら、今命はなかったです![]()
手術前、担当医からの説明で、
長時間になる手術ではエコノミー症候群と同じ事が起きる可能性があり、
それは100人に1人だと聞いていましたが、
その時はまさか自分がなるなんて、思ってもいませんでした![]()
いやぁ、怖ろしいもんです![]()
でもあの時の医師や看護師の迅速な処置のおかげで
私は今もこうやって生きてるんですよね![]()
一度は失いかけた命、
大切にしていかなきゃいけませんね![]()
さて、この肺梗塞の発作により学んだ事がもう1つ![]()
のどかの格言![]()
「男って、いざ!という時ほど、役に立たねー!!」
「男って、やってと言わなきゃ、動かない」
まぁ、そんな男性ばかりではないとは思うのですが、
ウチのは期待しちゃダメだと、よーく分かりました![]()
そしてこの入院中、ダンナっちときたら
洗濯物1枚だって洗ってくれることはなく![]()
仕方なしに肺梗塞を起こした後だというのに
病棟の端にあるコインランドリーまで
ドレーンと点滴台を押しながら
脂汗を流しながら、歩いて洗濯しに行きましたよ~![]()
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しかもお見舞いに娘っちを連れてきてくれるのは良いのですが、
だいたい来るのはご飯時だし、
娘っちお腹すかせているし、
「ご飯何食べてる?」と聞くと、
「ばぁばんち」とか「ラーメン」とかだったりしたので![]()
術後3日目にして、病院地下にあるコンビニまで
ダンナっちと娘っちのお弁当買いに行きましたよ~![]()
そんな状態でもダンナっち
「ありがとう」を言うわけでもなく、
「オレが行くよ」と言うわけでもなく
・・・![]()
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まぁ、男なんてそんな生き物さ![]()
さてそんな何もやらない生き物が大きな病気になったら、
妻はどうするかと言うと![]()
ハイ、
自分がされた事なんて忘れて、
甲斐甲斐しく看病するんですよね~![]()
アレが食べたい、コレが飲みたいと
大きな子どもがワガママを言っていると思い、
色々世話をやいてあげたりしてます![]()
まぁ、ダンナっちと私の関係は、
きっと一生こんな感じなんだと思います![]()
いざ!という時、役に立たないことは分かったので、
とりあえず、2人きりの時に命に関わるような何かが起きない事を
願うばかりです![]()
私、確実に助からないと思うので![]()
まぁそんなダンナっちですが、
やはり生きて元気でいて欲しいので![]()
何もしなくていいから、
とにかく癌やっつけて下さい![]()
いつか笑って話せる日が来ると信じています![]()