日曜日に『罪の声』を映画館で
見てきました。

想像していた内容とは違い
どっしりとした人間ドラマで
心の準備がなく戸惑いましたが、

見て良かった!と
思える良い映画です。

※もし、映画館で観る予定がありましたら
予備知識なしで行かれることを
おススメします!!

ワープして、1番下の
◆本日の団子◆へ
お進みください(笑)



場面を思い出しても
胸がギュっとなるような
涙が出てくるような

切なくて、悲しくて
いろいろ考えさせられる
物語でした。



物語は、京都で老舗テーラーを営む曽根俊也
(星野源)が、父の遺品の中から古びたカセットテープを見つけるところから始まる。

テープに吹き込まれていたのは、
子どもの頃の自分の声。しかしそれは、
35年前に日本を震撼させた
「ギンガ・萬堂事件」で、

犯人が身代金の受け渡し指示に使った
録音テープの“男児の声”と、
まったく同じものだった─。(公式より)




映画館で、最後に流れる
「振り子」…透き通る歌声に

声に翻弄された3人の子供
それぞれの今を想い、涙が溢れます。

見慣れた大阪の街に
源さんと旬くん!これは
現実か!!!照れ照れ照れ


※ネタバレを含む感想を
書いてます。ご注意ください!!

この映画は、グリコ森永事件を
モチーフにした、あくまでも
フィクションで作り話ですが、

本当に、こんなことが、あったのかも!
そして、実際の事件でも、子供の声が
犯行に使われていたとのこと。

その子供たちは、今どうしているのか?
事件のことは、知っているのか
知らないままなのか。

そして、今
幸せに暮らしているのか…

自分が事件に巻き込まれて
苦悩する源さんは、他の2人も
同じように苦しんでいるのでは?と
2人を探します。

探し出した2人の現状を知った時
より苦しみが増す、現実。

2人は、自分とは、
全く違う人生

夢も希望もなくし、
辛く、厳しく、地を這うような
人生を送っていたのです。

えーんえーんえーん

阪神大震災の時のことが
フラッシュバックしました。

西宮で、大きな地震にあい、
家の周りは、ガスくさく、
電気もガスも水も止まり、
周りの家は半壊状態でした。

周りの人と声かけてあって
励ましあって、分け合って
辛い中にも、仲間意識がありました。

それから、被害の少ない地域へ
行き、安心感と、あまりの違いに
なんで自分だけ、こんな目に
あったんや!と泣きました。

それから、しばらくして
灘や、神戸の友人の中に
家が全壊した人、火事にあった人
身内を亡くされた人など
もっともっと、辛い思いをした方を
知りました。

自分が辛い、大変だったと素直に
言葉を発することが、悪い事のように
感じ…口を黙みました。

今も、日本中で、いろんな悩みや
思いを抱えながら、口に出せない人が
たくさん居られるのではないでしょうか?

大なり小なり、個人によって
感じ方もばらばらで、悲しみも
辛さもばらばらで、それでも
地震にあった人は、みんな怖かったし

事件に巻き込まれた人は
みんな、苦しく、辛く、悲しい。


ニコニコ
ずいぶん、話がそれましたね。
時を戻そう…



源さんの演技は、いつもながら
シンプルで、映画の中で、ごく普通の人と
して存在していて、毎回、驚かされます。

テーラとしての、凛とした佇まい
背筋をのばして、古きよき英国の
スーツを誇りをもって作っている

尊敬している
父の背中をおいながら…

その自分の父が、事件に
関わっていたのでは??
ましてや、自分の声を使うとは!!

真実が知りたい!
すがるような声で情報を
頼む源さん…

不安と苛立ちと、今まで、つつましく
幸せだった、自分の家族にも火の粉が
降り掛かろうとしている現実に
声を荒げる源さん…

やっと探し出した、声の主から
あなたはどう生きてきたのですか?と
聞かれ絶句する源さん

信じていた人から、裏切られた
悲しみを静かに、切々と
問いかける源さん

娘をギュと抱きしめる
源さん

どの星野源も、
息のできなくなるほどの
胸に刺さる演技でした。

派手ではない、
オーラもない(消せるのよ)
どこにでもいるような隣人の
源さんに、心打たれるのです。


そして、


★圧巻の宇野さん。
この映画の為に10キロ減量して
のぞまれたとのこと。
素晴らしかったですね。
泣けます

★学生運動に翻弄され
《心が奮い立った》という2人の大人…
この心境は、この世代の人の心には
鋭く突き刺さったのかな??
私には体験のない奮い立つ怒りの炎。

世代によって、刺さる言葉も
違う気がします


★昭和の時代
どちらかというと、声を吹き込んだ
望ちゃんが、私達に近い世代感

スチュワーデスに憧れ、
海外の「スクリーン」を必死で
私も読んでいました。
望ちゃんについては、
泣けて泣けてしかたなかった。

えーんえーんえーん

※よこまるさんは
リバーフェニックスに夢中な
少女時代でした。


大阪駅におられる
たくさんの人をみながら

それぞれ、ひとりひとりに
いろんな人生があって、
いろんな想いをもちながら
暮らしているのだな、とおもいました。

そして、もしかしたら
この中に、幼い頃、あのテープに
声を吹き込んだ子供がいるのかも
ガーンガーンガーン

いろいろ、考えさせられた
映画でした!

それにしても、橋本じゅんさんは
おっちょこちょいだなぁ(笑)←役ね
癒しでした!!



◆本日の団子◆

私の好きなやつが
ルクアの地下に売ってました照れ照れ


これ、
芋けんぴなんですけど


カットした時の
半端もんなんです。


形も、ばらばら。

太かったり
細かったり
長かったり
短かったり

食べ応えがありますよ!!
美味しいです照れ照れ

お値段も、もちろん
お得です!!