『我が愛は山の彼方に』-伊藤桂一作「落日の悲歌」より-

梅芸にて、月組公演を見てきました。
お芝居は、なかなか深い、おもしろいお話でした。
 
全く、あらすじも、役柄や役名も不勉強のまま行きましたので、
必死で見ておりましたが・・・
 
ひと場面終わるごとに、黒い幕がおりてくるのが気になる・・・
どこの植田方式だよ!!と気になってパンフレットを暗闇で、
そっと見ると…
 
「脚本・演出/植田紳爾」でした Σ( ̄ロ ̄lll)エッ?
そのままやん(笑)
←勝手に柴田先生と思い込んでいた私。
 

超ネタバレ・あらすじ  (核心に触れまくってます。ご注意ください!)

 
高麗は、長年にわたり女真国の侵略に苦しめられていた。対岸に女真国を望む沿岸では若き武将・
朴秀民(霧やん)が敵国の動きに目を光らせていた。
 
朴秀民(霧やん)と婚約者・万姫(蒼乃まりもちゃん)は、互いに心を通わし
花木槿(むくげ)の花が咲く頃に婚礼の予定。
 
秀民が両親に二人の結婚の許可を得るため、沿岸警備を2ヶ月離れた。
そんな時、万姫の住む地方が女真国の軍に襲撃され、万姫は女真へと連れ去られるΣ( ̄ロ ̄lll)
 
秀民は婚約者を守れなかった自分を責め、奪った女真への復讐のため軍務に没頭する。
 
一方、女真に連れ去られた万姫は、女真の武将チャムガ(龍真咲)の配下にあった。
チャムガは、女子供には手を出さない真摯な武人であった。
万姫を丁重に扱い、いつか必ず高麗へ返すと約束する。
 
だが、敵の手に落ちた女が、敵に何もされなかったと信じてもらえる訳などなく、
祖国へ帰ったとしても幸せになれないと万姫は心を痛め、秀民の元へ帰ることを諦める。
 
1年の時がたつうち、チャムガは、万姫への密かな想いを募らせていく。
そして、万姫もまた、自分を気遣い、いつも見守っていてくれるチャムガの真摯な姿に
敵陣ではあるが、尊敬の念と感謝を抱かずにはいられなかった。
 
そして、高麗との戦が決まった。戦の日がチャムガと万姫の別れの日でもあった。
チャムガは、最後の日に、万姫に自分の気持ちを伝え、形見にと小刀を渡した。
 
万姫は自由の身となり、秀民の元に戻ることも可能であったが
「私はチャムガの妻だ」とウソを言い、気持ちを伝え戻ることを断った。
 
一方、復讐を果たすためだけに生きてきた秀民は、
罠を仕掛けて女真軍を壊滅に追い込む。
 
決戦の前夜、秀民はチャムガを訪ね、
「この争いを終わらそう、あなたが死ねば、あなたの妻だと言い張る女もまた死ぬだろう。
彼女を助けたい」と。
 
しかし、チャムガは、武人として戦いで死にたいと。
そして「万姫は我が妻にあらず」だから死ぬ必要はない、と言い放つのであった。
 
翌日、武将の一騎打ちとなり、秀民が勝利を収める。
万姫を祖国に戻してくれたお礼に、チャムガも祖国へ帰れと言う秀民に対し
同じ武人なら分かるだろうと、死を望むチャムガ
 
そして、最後に「あの人に伝えてください。汝は私の妻ではないと」と言い残して
チャムガは、自害する。
 
チャムガの最期を知り、悲しみにくれる万姫に、秀民は…
チャムガの最後の言葉は、「万姫は我が妻だ」と伝えるΣ( ̄ロ ̄lll)
 
万姫は、その言葉を胸に、
彼にもらった刀でチャムガの元へと旅立って行った。
 
『我が愛は山の彼方に~』と歌い叫び泣き崩れる霧やん(泣)  
 
 ~完~
 
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・・・ちょ、
どんだけ霧やん、辛抱役やねんΣ( ̄ロ ̄lll)
せつな過ぎる役ですね。
ほとんど出番なかったですけども(笑)
 
きっと、楽屋で、ヒマな時間は・・・
決戦で振り回す長い棒の練習ばっかりやってるな~
もしくは、あの気持ち悪いトマト色のバランスボール乗りまくり??
(グラフ見ました?衝撃の色。笑)
 
役的には、 万姫>チャムガ>>>秀民 
おいしさ比較(笑)
 
ふたりの男は、万姫が幸せになるのなら…と、
お互いに身をひいてしまうのです。
ああ、お優しい人ばかり(泣) 
 
いや~チャムガいいね(^▽^)
真咲くんが、かっこよかったです。
役が美味しすぎますけども!!!!!
きちんと、役にはまってました。
ああ、主役だったな~(遠い目)
 
えっと、私は全く存知あげませんが
どうやら、今回、植田大先生は脚本にかなり手を入れられた模様でして・・・
今までの「我が愛は~」を知る友人は、終わった途端に
 
「なんか、全然ちがーーーーーーーーーうう!!!!!」と
叫んでおりました(笑)
 
どうやら、前までは、チャムガにも、許婚がおったり…
もっと、ハラハラドキドキ、胸キュン?サイドストーリーがあった模様。
彼女は、前の方が良かったと言っておりますのですが
 
幸いにも、知らないので、
まー私は、満足しておこう(・_・)うはは
 
 
【今日の団子】  
 
※食べれません。あしからず。(目の保養ね)
 
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(阪急インターナショナルにて)