最近、Twitterの設定が(いつの間にか)そうなっているらしく、ミュージカル関連のツイートが流れてくる。
「どこそこのミュージカルが楽しかった」とか、「誰それが本当に素敵でした」とか、「公演が決まって嬉しい、絶対に行く」とか、そういうのだ。
自分には縁もゆかりもない舞台なのだが、ミュージカルファンの喜んでいる声を聞くと、自分まで嬉しくなってくる。
なにしろ、コロナ禍が始まったばかり頃は、「自分で不安定な職を選んだんだろう」とか、「普段稼いでるんだから、貯蓄で耐えろ」(←誤解)とか、「必要とされてない業界から真っ先に消えていくのは仕方ない」とか、ネットで散々言われて、業界の人達は、みんな心がやられていた。
もちろん、大変な時期を、他のあらゆる業界の人達と一緒に乗り越えるつもりではあったけど、とにかく心に負ったダメージの影響がみんな大きかった。
それが今、他所から聞こえて来るポジティブな声に、とても癒されている。
それに加えて、これは完全に私ごとだけど、年齢的な問題か、どのミュージカルを観ても、まず改善点が目についてしまうようになって、純粋に舞台を楽しめなくなって来ている。
おじさんが野球を見ながら、監督気取りで「そうじゃない、分かってないな」とか言うようなものかも知れない(違うかも知れない)。
そんな中で、ミュージカルファンの喜んでいる声は、自分が舞台に立ちたいと思った当初の気持ちを思い起こさせてくれる、とても良い刺激になっている。
そんなミュージカルファンの期待に応えるべく、今の自分に何が出来るだろうかと、日々考えを巡らせている。