真夜中の上映会 | よこけんの右往左往

よこけんの右往左往

「よこけん」こと、 ミュージカル俳優、横沢健司のひびを綴った日記です。

夜中に突然、こまがDVDプレイヤーを起動した。

眠れない時に、『ゴールデンエッグス』や『ゲームセンターcx』をかけることは良くあるが、この時こまが選んだのは「なんか急に見たくなった」と、『ファントム・オブ・ジ・オペラ』。平たく言うと『オペラ座の怪人』。

歌詞カードじゃあるまいし、日本語字幕が劇団四季の歌詞そのままで残念な、あのDVDだ。

まあ字幕はともかく、やっぱりロイドウェーバーはいい。学生の頃はそう言われてもあまりピンと来なかったが、一通り色んな作曲家を聞いて回ってここに立ち返ると、本当に素晴らしい(o゚∀゚o)

役者や劇場やオーケストラのパフォーマンスも最高水準で、ショーストップが何回も入る盛り上がり加減は、ミュージカルが本当に大人の嗜みなんだなと思えて羨ましい。

海外では、劇場は社交の場なんだもんなあ+゚。*(*´∀`*)*。゚+


日本でミュージカルに携わっていると、この文化に浸透している具合の差に、時々愕然とすることがある。

未だにミュージカルなんか見たこともなく、「あの突然歌ったり踊り出したりする不自然なやつでしょ(笑)」という人も少なくない。

そんな現状に、ミュージカル俳優やってたってモチベーションが下がる時があり、そういう時はこういう良作を見てテンションを上げるのだ。

あんまり流行らなかったみたいだけど、ここ何年かでミュージカル映画が何本も作られたのは嬉しい事だ。


「ミュージカルは映画で十分」と言われないように、本場に負けないミュージカルを目指して一生懸命頑張ります(`・Д・´)