アサヒとキリンのビール頂上戦争。 | 半蔵門で働く元証券マン社長のブログ                       ~フードアナリスト協会日誌~

アサヒとキリンのビール頂上戦争。

おはようございます。

2月20日。木曜日。

今日の東京地方は晴れ。時々曇り。

最高気温は7℃、最低気温は1℃。

かなり寒い1日となりそうです

昨夜は、初めてアサヒのドライプレミアムを飲みました。

コンビニで、500CCで328円。

とにかくノドごしが良い。飲みやすいビールです。

アルコール度数は6%ですので、後でガツンと来ます。(笑)

アサヒのドライビール、というのは、スーパードライが初めてで

1987年発売です。...




ドライ、という新しいジャンルのビールを創出したのがアサヒで、

当時のビール業界にとっては革新的で革命的な試みでした。

当時主流だったビールに比べて、苦味を抑え、甘さも少なくしたビ
ールですね。


アルコール度数も主流だった4.5%と比べて0.5%高い5.0
%で発売されました。



また使用する麦芽をぎりぎりまで減らして副原料を使うことで

すっ
きりした味を実現したとされています。


アサヒビールはこの賭けに勝ち、

キリンを抑えてスーパードライブ
ランドが日本でのビール市場で

ナンバーワンブランドに君臨するよ
うになります。


使用する麦芽量をギリギリまで減らしたり代替品を使う、

という手
法は後の発泡酒の原型の考え方にもなり、

そういった意味でもアサ
ヒビールは新しい時代を創造した、と言えます。



時代も1980年代は、鍋や和食の食卓から、

ハンバーグや唐揚げ
のような脂っこく味が濃い食べ物が日本人の好みとなり、


油を洗い流すような、さらっと爽やかなキレを持ったドライビール

熱狂的に受け入れられました。


昨日、飲んだドライプレミアムはこのスーパードライの高価版です


アサヒは、スタンダード版でナンバーワンブランド=スーパードラ
イを

持っているので、なかなかプレミアムビールへの本格参入はし
なかったのですが、

昨年のお中元シーズンに、贈答品専用で、


この
ドライプレミアムを投入。満を期しての参入と言われました。



これが売れに売れました。


テストマーケティング成功、ということで今回の全国発売、となり
ました。


アサヒはすごい。勢いがあります。




でも、私はキリンのトラディショナルなビールをチビリチビリ、


を読みながら大事そうに飲むのが好きです。





亡くなった父が昔やっていたように。