この頃、衝動を抑えることができない人が増えているように思います。

そのようなニュースが増えてならないと感じます。

 

よく「メンタル強いね」と言われます。

まぁ、メンタルが強いから10年生き残ってきたのでしょう。

そんな私も、イラっとする瞬間はやはりあります。

匿名、顔出しなしという安全地帯から人の批判をする人も多く、その瞬間は傷つくこともあります。

 

だけれども、そんな時も、ゆっくりと大きく、息を吸って吐けば、その瞬間的に生まれた怒りや恐怖などの衝動は大抵治まります。

それは一過性のものだからです。

自分の呼吸だけに注目をすれば、次の瞬間に怒りや恐れはどこかに行ってしまいます。

細かいことで突っ込まれないようにさらなる修行に励むまでだと思えばいいのです。

 

ビーイング・ダルマ(上)― 自由に生きるためのブッダの教え Kindle版』アチャン・チャー著はそのことを教えてくれます。

 

私は2010年に著者デビューをして以来、数々の幸運に恵まれましたが、その中で最も大きかったと言える幸運が、2009年からアチャン・チャーの本の翻訳に携われたということです。今回の本は私は翻訳に携わっておらず、私のメンターの一人の星飛雄馬さんが翻訳をされました。

 

露出すればするほど、聖杯の泥をかぶることは避けられません。

ですが、その泥を被る必要はないのです。

故人スティーブ・ジョブズも瞑想を行なっていたと言いますが、瞑想までしなくても自分の呼吸だけに注目をすれば衝動や怒りから逃れられるはずです。

この本は深い森の中で迷った時に正確に進む道を示してくれるコンパスとなります。

 

「生きとし生けるものが幸せでありますように」