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2018年1月31日、厚生労働省は企業が就業規則を制定する際の公的なひな型として影響力を持つ「モデル就業規則」を改定しました。

これまで副業は原則禁止とされていたのが事前に届け出を行うことを前提に副業ができると明記されました。そのため、特技を身につけて副収入を得たいというニーズが高まっています。

よく、何を強みに収入を得ればよいでしょうかと聞かれることがあります。私も20代で会社員だった時、ずっと悩んでいました。

しかし、30歳の時に会社をリストラされ、放り出されると、意外と稼ぎにつながるような強みは少ないと気づかされました。

他の人にはない希少価値は何か。

自分はこれまでの人生で何に一番時間とお金をかけてきたのか。他の人より経験値が高いものは何か。

お金は時間と交換をすることが可能です。お金をいただくには、自分が蓄積してきた技術や特技を活かして、他の人の時間を節約してあげたり、何らかの付加価値を与えてあげなければなりません。

会社員の頃は会社という看板があるのでその信用から大きな仕事を動かすことができますが、個人になるとそういったものは全てなくなり、自分の身ひとつになります。

1万時間の法則というのがあり、1万時間をかければその分野のプロという一つの目安にはなります。そのためにあれこれに手を出すのではなく、絞り込みが必要です。

私の中では、祖父の代から株や不動産の取引に馴染みが深く、大学時代からの専攻で、最上級の資格を持っているファイナンシャルプランナーを活かすということを一番に考えました。

そして小学生の頃から読書と執筆が大好きで学校から帰宅するや部屋にこもり数時間執筆にあけくれていたので、書く、という強みを活かすしかありませんでした。

その二つの組み合わせが私のなかのベストマッチです。意外と専門性があって、10万字など長い文章を書けるという人は少ないようです。

この約10年間、ありがたい事に常に複数社からお仕事をいただき続けています。一社ではなく、複数のところで自分の技術が役に立つというのは専門性を確認するにはよい方法です。会社員の人もLinkedinやヘッドハンティングの会社に登録をして自分の市場価値を測定する方法もあります。

これまでの人生で一番お金をかけてきたのは買い物です。買い物が好き過ぎて、20代でリボ200万を抱えるなど大失敗をたくさんしてきました。そのために皆さんに失敗をしない方法をたくさん伝授できると確信しています。

1万時間には達していなくて趣味に留めていることもたくさんあります。個人でお金を稼ぐということはなかなかきびしいからです。趣味と収入につながることを見極めることも大切です。経験不足かもと思う分野は最初はボランティアから始めるのも手です。私も資格を取り立ての頃はたくさんボランティアをしました。

収入が伸び悩むなか、副業によって収入を得たり、独立や起業の準備がやりやすい世の中の流れになってきました。自分の強みを棚卸しするのもよいですね。

しかし、依然として副業を禁止している企業も多いですし、業務の内容によっては会社の許可がおりない場合もあるので社内規定をよく確認する必要があります。