ねぇ、どうして会ってくれないの??
あれから2週間、
それは、のらりくらりと玲子からの誘いを断り続けていた僕に向けられた
初めての怒りのメールだった。
思えば亜希子が長期海外出張を断ったことを知ったあの夜から、僕は
玲子との関係を断ち切ろうと、忙しい振りをしていた。
いや、忙しかったのは事実だが、それを口実に会うことを控えていた。
始めは朝から晩まで慌しく働く僕に気を遣い、玲子も大人しくしてくれて
いたのだが...
ゴメン。とにかく仕事がたまってどうにもならないよ。
それにお腹も痛むし、体調もおかしいんだ。
とにかく時間が解決してくれる。
会わない時間が、少しは玲子の熱を冷ましてくれる。
そう思い、僕はひたすら仕事に打ち込んでいた。
次に玲子が打ってくる手も、気付かないまま...