先月の1月21日に、横浜市経済観光局の会議室で横浜市経済観光局、(財)横浜企業経営支援財団、横浜市立大学、NPO法人横浜スタンダード推進協議会の4者打合せが行われました。

横浜型地域貢献企業認定制度は、CSR(企業の社会的責任)+地域貢献という枠組みでできております。
企業の不祥事が絶えない昨今、CSRはますます重要になってきておりますが、CSRやISOのようなシステムは、どうしても大企業向けのシステムになってしまっています。
しかし、世の中の99%は中小企業です。まちの構成要素としては、中小企業の方が遥かに多いのです。
中小企業は商圏が大企業ほど広くありませんので、地域との関係性が重要になる場合が多々有ります。
地域で仕事をする場合、顔の見える仕事=安心、安全な企業という図式が成り立ちます。
そんな地道に地域密着でガンバている、実は地域の屋台骨、縁の下の力持ちの中小企業を市民みんなに知ってもらい、地域みんなで応援していこう!、そんな想いのこもった制度です。

今回の初回の横浜型地域貢献企業認定制度の応募は、当初予想を遥かに上回る、70社近い応募があったようです。
それだけ地域企業の意識も高いという事ですね。
現在、横浜企業経営支援財団と横浜市のメンバーで外部評価が進んでおりまして、微力ながら横浜スタンダードのメンバーも外部評価をお手伝いする予定です。
もちろん、横浜スタンダードは民間企業人になりますので、守秘義務契約や業態調査など、各認定企業様に不安を与えないようにしっかり手順をふんでおります。
横浜スタンダードはの役目は外部評価自体より、制度がしっかりと当初の志を保ち続けているかどうかを監視する事にあります。

2月から3月中旬までに外部評価を行い、3月下旬から4月上旬で認定が行われる予定のようです。
認定マークのデザインも進んでおりまして、認定への準備も整いつつあります。


横浜型地域貢献企業認定制度につきましては、立ち上げの段階から多いときには毎月のように2者から4者打ち合わせを行ってきました。
昨年度のプレ評価(もちろんお手伝いしました)を経まして、打合せを重ね、方向性の修正を何度も協議しながら制度設計を詰めてまいりました。
そうして本年度、ようやく制度の立ち上げとなりました。

来期以降で横浜市の地域貢献企業のネットワークが形成されますと、さらなる進化が期待できます。
興味のある企業や市民の皆様、一度横浜スタンダード推進協議会の例会に参加してみませんか?
例会では政策のような難しい話から、まちづくりのようなフランクな話まで、「横浜」を核とした様々な想いに触れる事ができます。
一緒に地域を盛り上げて、市民も企業も元気元気になりましょう!(高橋記)