高血圧対策めざせ1日8千歩。
今日は日比谷から有楽町・銀座を経由して東銀座までお散歩しました。
まずは日比谷公園に近いザ・ペニンシュラ東京のクリスマスツリーから。
どちらかというとクリスマスボールでがす
銀座は建物が密集していて、しかも通りの方角が南東か北東向きなので日当たりはあまり良くありません。
特に冬場は太陽が低く、ペニンシュラの裏手も正午近くなのに日影になってます。
JRのガード下をくぐると、宝くじ売り場の長い行列が。
この売り場はよく当たるというので、年末には数時間待ちの長い行列ができることも。
名古屋から新幹線に乗ってわざわざ買いに来る人もいるとか。
かく申すわたくしは新幹線で木村屋のあんぱん買いに来たことある
エルメス銀座店のカラフルな壁面アート。
日に日にリボンの面積が増えてるような
銀座四丁目交差点に到着しました。
写真左が銀座三越。
右側の白いザルみたいなのが日産自動車のショールーム、NISSAN CROSSINGです。
12月22日までNISSAN CROSSINGの二階に展示されているのがこの車。
女優の伊藤かずえさんが30年以上乗り続けた愛車シーマを日産自動車が8ヶ月を費やして新品同様にフルレストアしたという前代未聞のお車。
ここまでやるとレストアというよりリボーンかも
写真右の黒い箱の上にあるのは、交換のために外されたテールランプユニット。
30年間車庫保存されていたようで、意外に劣化していない印象でした。
お顔も一年生のようにピッカピカ
個人の所有車がメーカの手でフルレストアされて銀座のど真ん中に展示されるのも前代未聞
長生きはするもんですな 人も車も
シーマは3ナンバー専用車でした。
発売当時は5ナンバーのセドリック・グロリアのY31系とともに売れに売れ、日産自動車の黄金時代を象徴するエポックメイキングな車となりました。
3ナンバー専用車といってもベース車のセドリック・グロリアに比べて室内が広かったわけではありません。
たとえば窓ガラスはリア以外はY31系セドリック・グロリアと全く同じ。
可能な限り部品を共通化してコストダウンを図った車でした。
高級車だったにもかかわらずシンプルなデザインが特徴のリヤエンド。
当時はX60型トヨタ・マークIIハードトップのリヤデザインにそっくり、との意見もありました。
エンジンはV型6気筒3リッターDOHC。
上級車種はターボつきで最大出力は255ps。
これがまたバカっ速いのなんの。
サスペンションはエアサスつきでしたが、乗り心地重視でソフトな設定。
そのため全開加速すると荷重移動で車体の後ろが下がると同時にシーソーの原理でぐわっと前が浮き上がり、一瞬、道路が見えなくなります。
そんなわけでターボのシーマは自動車なのに飛行機で離陸する気分を味わえるレアな車でした。
オーナーの伊藤かずえさんが30年間乗り続けて黒ずんだシート表皮。
劣化したシートやシートベルトなどは当時と同じ素材が無かったため再現して作り直したそうです。
このフルレストアを手がけた株式会社オーテックジャパンは日産自動車の子会社。
GT-Rニスモなどの特別仕様車や福祉車両などの特装車の開発製造を手がけています。
ちなみにオーテックジャパンとニスモは2022年4月に統合して『日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社』となる予定。
伊藤さんのシーマのレストア費用がどれくらいかかったかは非公表。
もしかしたらGT-Rニスモが余裕で買える金額かも。
NISSAN CROSSINGの一階には「Nissan GT-R50 by Italdesign」を展示中。
GT-Rのスペシャルエディションで価格は99万ユーロ。
今日のレートで約1億2700万円(もちろん税抜価格)。
日産自動車史上最高価格を誇る最新最強最レアな車が30年前のシーマに見物客をガッツリ食われるなんて誰が予想したでしょうか
参考までにシーマのレストアの過程を紹介したサイトのリンクも貼っておきます。
伊藤かずえさんのシーマが見られるのは12月22日まで。
興味ある方はお急ぎください。
NISSAN CROSSINGを後にして歌舞伎座に到着。
ここで折り返して本日のお散歩は終了です。
本日もご覧いただきありがとうございました。