2014・11・26～愛媛・松山市～
　まるで蛾のように、光に引き寄せられる。冬はそんな季節でもある。雨上がりの夕暮れに再び、花園町のイルミネーションへ行ってみた。単純にピカピカのイチョウ並木を眺めるだけでもいいんだけど、チンチン電車好きのオッサンはやっぱり、ＬＥＤ電飾で彩られた車両を追い求めていた。そういえば、雪だるまがあったな。あった、あった。ベンチの横にチョコンと立っていた。
　道路を挟んだ向こう側には、丸い飾りのついたレインボーのイルミネーションがあった。キレイだね。しばらくすると、松山市駅方面へと向かうチンチン電車が入ってきた。やっぱり、光るチンチン電車を見ると、冬が来たって実感する。少し疲れたので、ベンチに座ってみた。さみしい…。静かに見つめる雪だるまが、まるでドラえもんのように「僕がそばにいるよ」ってなぐさめてくれているように感じた。

光る雪だるまとチンチン電車