プレイバック・和佳音 11
2014・9・14~愛媛・松山市~
こういったゲームを見ていると、映像や写真では分からないメンバーの性格を知ることができて、AiCuneのことをほとんど知らない身としては、とてもありがたい。気になっていた和佳音も負けず嫌いなんだなと分かった。でも、一番印象的な場面は別にあった。後方で他のメンバーのゲームを見守っている時のこと。曲を正解した村上空っていう子が歌っている様子を、手拍子を打ちながら聴いていた。うまく表現できないけど、笑顔がとてもやさしかった。まるで、妹とか娘を応援するような、温かい表情をしていたのだ。
ぞして、とびっきりの笑顔で彼女を出迎えた。なんだか分からないけど、以降もその時の和佳音の表情がこびりつくように心に焼きついた。ゲーム後も、AiCuneは4曲を歌った。CDには入っていなかった曲もあり、とても新鮮だった。定期公演に来なければ聴けないんだなって思った。最後の曲中に、9人ぞれぞれが再び、自己紹介をしていた。和佳音は4番目で軽くステップを踏みながら前進してくると「ドジっ子、和佳音は負けず嫌い!」と笑顔で叫んでいた。ああ、やっぱり負けず嫌いって自覚しているんだ。正直な子だなって、ほほえましくなった。
歌い終わった後、メンバはステージ裏に下がったが、会場のどこからでもなく、アンコールの声が響き渡った。再び、姿を見せた9人は真っ赤な照明を受ける中で「横綱!横綱!」と叫ぶように歌う。そして、曲中に隣の子たちと取っ組み合いをし始めた。はは~、相撲を取っているわけか。和佳音を見てみると、加賀山梨紗っていう子と笑いながらも、がっちり組み合っていた。そして、再び「横綱!」と叫び、ファンのほうにマイクを向けて声を求めた。楽しそうな表情がいい。最後は「キラキラレボリューション」。和佳音だけでなく、みんなが笑顔を輝かせて歌っていた。アンコール2曲も合わせて全11曲。初めて観た定期公演で、いろんなことを知ることができた。
公演終了後「これからサイン握手会をしますので、お待ちください」というアナウンス。愛媛日産のライブの時にもあったが、定期公演後にもあるのか。何も知識がないので、隣にいた人に聞いてみた。握手券というものが必要で、グッズを買えば、1000円につき1枚ついてくるという。グッズ売り場で、ライブ中にメンバーが着ていたTシャツを購入。再び、会場に戻ると、ステージ前には、すでに行列ができていた。佐藤瞳、加賀山梨紗の列と同様、和佳音の前にも長い行列。なるほど、和佳音は人気があるんだなって分かった。
前回は全員との握手会だったが、今回は個別で、それぞれの列に並ぶという。とりあえず、和佳音の列の最後尾へ。待ちながら、経験値のない頭をフル回転させた。何を話したらいいのか、まったく浮かばなかった。どうしよっかな…。前回、愛媛日産のミニライブの時に初めて話してから1カ月以上も経っている。まあ、自分のことを覚えているわけないしな…。あれこれ考えているうちに、自分の順番が回ってきた。ええい、何でもいいや。出たとこ勝負だ。そう思いながら前に進むと、和佳音が笑顔で「わあ、横チンさ~ん!」と手を振っていた。