確か九州に出張に行ってた父のお土産は巨峰だった。
とっても美味しくて夢中で食べた。
父が「ヒヨコ 美味いか?」と 嬉しそうに笑った。
その夜 父が出張の話をしてくれた。
なんでも 外食をした際、何を食べたかはしらんが
並んでやっと席に座り食事をしたのだけど
もう次食事をしたい人が側で待ってて落ち着いて食べられなかったよぉ。
幼心に内地こえぇ、、と思った。
時代を経て私も似た経験をしたよ。
19歳 初めて東京に来た。
1年先に来てた友達が迎えにきてくれて 荷物を自宅に置いたらすぐ
上野に行ったんだけど 駅のホームで人の多さに唖然としたわたしは
友達に「ちょっとすくまで待とう」と言ったら
「すく とかないから」即答された。
そして上野をうろうろしたんだけど 上野公園で そんなに間隔の空かない
ベンチにカップルがぎっしり座ってるのも驚いた。
しみじみ 人口が多いってそういうことなんだと思った。
脱線。
私の父は美意識が人一倍高かった。
当時の男性としては珍しかったんじゃないかな?
自分の色んなアイテムが詰まった黄色いボックスを持っていて
仕事に行く前のシャワーのあとだいぶその黄色いボックスと鏡の前で
支度をしていた。
その父が 多分本気ではなしてたけど笑ってしまったこと。
確か娘連れて帰省したときだから父70歳になってたと思う。
ある日 顔のシミが気になり皮膚科に行ったら
若い女性医師に「あー、○○さん、これはロウハンですね」と言われ
納得行かず 皮膚がんかもしれないからちゃんと調べてと食い下がったとか。
本当父は美容系には熱心だったなあ。
若い時から育毛も熱心で が 残念ながらだんだん無くなった。
面白いな。父があの世からこのblog見たらなんて言うかな。