来る前は何となく気配でわかるのでいつもなら寝返りうったりして
回避するんだけどなんかめんどくさくてそのまま動かないでいたら
だんだん体が痺れるような感じがして ああ、なっちゃった~と思った。
被ってた布団がズリズリ顔を覆うように上に上がってきて足首から下が
布団からでたので 心の中で寒いんだけどー!と文句をいいながら何故か
足首だけは動かせるので必死で動かし 隣に寝てる旦那ちゃんに
気づいてもらおうと 声にならない声を絞りだそうとした
声にならない声は 旦那ちゃんを呼んでるはずが
「おばぁ!おばぁ!」と祖母を呼んでる事に気がついた
祖母と住んでた時の記憶がそうさせてるんだろうな。
ふわっと金縛りがとけたら暗闇に背中を向けて寝てる旦那ちゃんが
うっすらと確認できた。外はまるで台風のような強風が吹いてる音。
枕元のスマホを取ったらアラームが鳴る5分前だった。