しっかりしてて 倒れる前と同じように会話もまとも。
なんだ、持病の影響だったのか!と少し安心した。
父はというと相変わらずで人の顔みると酒を要求
ウンザリ。「酒は買ってきたか?だめ?バカヤロー!」
全く食事を受け付けず辛うじて栄養補給用のドリンクは飲む。
父の車を処分するために免許証が必要なんだけど財布がない。
おそらく財布に入ってるんだけど聞いても誰かに取られただの
大洪水がありかばんごとながされただの こちらもだいぶ変なことを
言うようになってて話がなかなか進まない。
車は諦めること納得してくれた父の車、保険が切れる28日までは有効に使おうと父から鍵をかり、姉が運転。これが本当に救いになった。
全く車がないとどうにもならない。
この日もケアマネージャーさんと病院の相談員さんと話し
誰がみても両親がもとのマンションに戻って生活するのは無理
いろんなことを同時進行で動こうと画策。
不安はあるが病院もいつまでも居られる所ではないからと
ケアマネージャーさんも受け入れ先を探して見てくれると言ってくれた。
この日 元気な母といっぱい話したくて 話せたんだけど
車の税金をはらってないと廃車できないのでいそいで払いにいったり
車処分の業者に見積もりきてもらったり
結局見つからない父の免許の紛失届け出しにいくも
また違うところに行ってくれと
この時はだいぶ遅い時間になってたので翌朝行くことに。
この日もクタクタになり帰宅。
翌朝1番で免許を紛失 再発行なしで本人でない申し出ということで
手続きがめんどくさく でもどうにか収まった。
午後病院に行くと私達を見つけた看護士が近寄ってきて
「今電話しようとおもってたんです。」
実は夕べあれから夜遅く母は熱を出し 朝は下がったものの微熱 血圧が急激に下がり血圧をあげる点滴を投与 ナースステーション側の病室に移動していた。
母の所に行くと昨日の母とは全く様子が異なり表情も違う。
譫言のように言ってることもかなりおかしい。
慌ただしく主治医が来て「おそらく体のどこかで炎症をおこして熱がでたのは確かで、これからステロイドによる点滴治療を開始します。抗生剤によるアレルギーはありませんか?取り急ぎこの治療により容態が急変する可能性があります。その際延命を何処までするかご家族の意思確認をする必要があり それがないと病院は最後まで延命治療をすることになります。」
全く知識がないわけではなかった私はすぐ姉の所へ行き書類の記入をすませ
提出した。
心臓マッサージと人工呼吸は希望しませんとチェックを入れた。
その夜 母の幻覚は酷く私達は本当に参った。その姿を見て姉は泣いていた。
私達も心配ではあったが消灯も過ぎ看護士も常駐している病室だったので
ひとまず帰宅した。