先週のNHKクローズアップ現代、
見た方も多いと思いますがテーマ、
「魔の不安定期をどう乗り越えるか」

がんと告知されてから治療までの間、
どう患者が理解し向き合えるか。
それには医師としっかりした
治療法を説明、理解、納得。
これが経過を左右すると日本医科大学の
先生は仰っていました。

実際取材に協力されていた
肺がんステージ3の患者さんも御家族と共に
納得いくよう何度も説明を求め
先生もその都度対応されています。
今、この治療を行うのは「治す」
意味での治療だと言うのも確認されていました。

先生との対話。
説明。納得のいく分かりやすい説明。
本当に本当に大切だと思います。

この患者さんとは別の乳がんの方も
取材に協力されていたのですが、この方は
「要点をパッパッと言われ、これで大丈夫
だからはい、次....」
先生との関係が上手く築けず
適応障害で2ヶ月入院されたそうです。


私は適応障害やうつにならなかったのは
不幸中の幸いだと見ながら思いました。

自分で調べメモして疑問は先生に聞く。
ゲストの宮本亜門さんも準備し、
時に先生から嫌われても、納得いくよう
聞いていたとのこと。
私も同じようにやっていましたが、
ある先生に勉強しすぎだと言われました。
教えてくれないからだろーと私は思いました。
「大丈夫」「この方がうちは成績いいから」
「もっと気楽に」「大したことない」.....。
こんな曖昧な言い方で信じられます?
大切な命のことを。


先生は、医者は、
自分の頭の中にあるものを
わかりやすく砕いてそして隠さず、
目の前の患者さんに全て伝えて欲しいと
切に願います。



私自身はがんに完治は無いと考えています。
私自身、小さな時からインフルに頻繁に
罹っていたような子でした。
病気?ウイルス?に弱いと今も思っています。
そして、
人間誰しも、がん要素は全身に日々巡って
がん化するのもしないのも
個々の免疫力や生命力だと思っています。

一旦できてしまったがん患者の私は
そのできる要素が揃ってしまったと言う事。
魔の不安定期は今後もありうる。
その時は、最初よりももっと重いだろう。
生きるためまた乗り越えるだけなのですが
その前に先生との関係、上手く築けるか。
それが一番心配です。