予防接種ワクチンについて

その道のプロフェッショナル
【母里啓子さんから学ぶ】



母里啓子さんの本を
図書館で借りてきました








病気の種類

①感染症(微生物が原因)

人から人へうつるもの=伝染病と
  うつらないもの=破傷風etcがある


②生活習慣病
(心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、癌など)





【母里啓子先生の視点】

50年ほど前に比べると
栄養状態や公衆衛生が格段に向上した日本において

現在、感染症での死亡よりも、
生活習慣病での死亡者が圧倒的に多い。









人類と感染症の歴史
「Host-Parasite-Relationship」



Host=宿主はわたしたち人間


その宿主に寄生し
分裂して増殖するのが
Parasite=病原体



わたしたちと病原体のあいだで
まるでシーソーのように力関係が働き



病原体が強くなれば病気になり
わたしたちの免疫力が強ければ病原にならない



そのバランスをとりながら
「共存、共生」してきた。






だから、病原性の強い感染症は
最初こそは猛威をふるうものの



宿主が全滅したら
自らも消滅してしまうので



適度にパワーを弱め
やがて感染症の流行も収束する





かつて感染症が
人類に多大な被害をもたらした時の社会状況には



必ず「貧困」「戦争」
「劣悪な衛生環境」があり、
これらは昔も今も変わりません






だから、これらの問題を抱える発展途上国では
今なお感染症が死亡原因の1位を占める





コレラが脅威になるのは難民キャンプなど
人口密度の高い場所で
排泄物を処理しきれなくなる
と発症率が一気に上昇する






戦争と貧困をなくし
栄養状態と衛生環境が改善されれば
感染症による被害が減少することは
先進国の歴史が証明している








日本敗戦後の47年


年間2万人もの子どもがはしかで亡くなっていた



経済がよくなるにつれ死者は激減し

50年代後半には1000人以下となり

75年ごろには100人をきります


ポイントは
はしかのワクチンが導入されるのは78年びっくり



ということは

ワクチン導入以前に

流行は収まっている…!!?





※今の日本で
予防接種の対象となっている病気が
どうゆう状況か冷静に見ることが必要です星