ご訪問ありがとうございます。
辻口 陽子です。

今日は平成最後の日
新しい令和へと移りゆく
どんな時代となるのでしょう。

平成へ負の遺産を置いてゆくかのように
我が家では怒りの噴出
珍しく主人の感情がすごい。
どっかん、どっかん。
時にはこんなことも必要だったり
こころ穏やかではないけれど
眺めています。

穏やかに、みんな楽しく
仲の良い家族が理想だけれど
家族ってそれだけではないですね。

元々は他人同士が夫婦となり
何もかもがはじめてで
右往左往しながらの子育て
はじめての事に直面するたびに
苛立ちや意見の衝突
悩み、怒り、哀しみ、虚しさ
こんな事を抱えながら
家族の形が作られていきます。

この苦しみの何倍以上の
成長の喜び、
子どもからたくさんの事を学べる
自分自身の成長。
私は子を通じて
世界観が大きく変わりました。


私は1歳のお誕生日前には
母はいなくなり、その後ベビーホーム
児童養護施設で過ごしていたので
家庭、家族に対して憧れがありました。
単純にお父さん。お母さんがいれば
幸せという構図でしたけど。

家族が欲しい。自分のいる場所
帰る場所が欲しいと思う反面
それ以上の恐怖もありました。

離婚は連鎖する。

自分が受けてきた愛がなければ
育むことは出来ない。

家庭を知らない人に
家庭を築くことは出来ない。

などという先入観もたくさん持っていました。

結婚もして良いものなのか?
自分に家族を持つことが許されるのか?
同じ思いをする子を増やすことにならないか?

結婚した相手は
小・中学校の同級生
私が暮らしていた環境も
説明なしに理解をしてくれていたので
煩わしさもなく、大きな反対もなく
結婚。しかし結婚したら
まーいろいろわからないことだらけ。
不安もたくさんありました。

でも、全てを一掃してくれた言葉があります。
「家族ってそもそも普通の家族は
存在しないよ。どの家族も違うし
違っていい。どんな家族が正解なんてないし
あなたは、貴方が思うような家族を創れば
それが家族だよ。」

涙でたー。肩肘張ってたものが
ボロっと落ちて楽になった。
この言葉がいつも助けになってたりします。
主人はこんなこと覚えてませんが。

子どもからしたら、全然理想の母でもなく
うざいだけの母なので
本当に下手くそで、未熟な私ですが
子どもたちも、私の家族創りに
付き合ってくれています。

今、以前のわたしのように
家族が欲しいけれど、
育った環境に幸福感を感じられず
恐怖を抱いていたとしたならば

自分には子を育むための愛を持ち得てないと
感じていたならば

それは全く意味のない勘違いだから
大丈夫です。 

愛は、子どもがたっぷり教えてくれます。
育む方法も誰もがはじめてで、
そこに正解も不正解もありません。

上手に子育て出来ないと嘆くなら
それは、あなただけではなく
みんな大なり小なりあるので安心してください。
その壁は必ず、自分が成長するためにあります。

ついつい、自分はその環境で
育ってきてないからだと責めたり
落ち込んだりするけれど
理想とする家族をみて
どーしたらなんて思ったりもするけれど
それも全部大丈夫。

幸せを外側に求めるより
自分の内面に意識を向け
自分に持っているピースをはめ込むだけ
それだけなんじゃないかな?と
わたしは今そのピースをはめる過程にいます。

「幸せになりたいと願うなら
今あなたが幸せであることを観じなさい。
愛されたいと願うより
自らが人を愛することを識りなさい」

こんな言葉を幼き頃聞いたことを
覚えています。
自分が寂しくて前に進めない時
こんな事を思い出したりしてました。


今では6人家族となり
当たり前のように過ごしてしまうことが
多いけれど、本当にありがたい存在です。

思春期のメンズが増えて
ぶつかることも多いこの頃ですが
平成最後の今日、改めて
感謝の心で締めくくりたいとおもいます。

主人へ
自由奔放で気分屋なわたしに
ため息つきながら付き合ってくれて
ありがとう。
私の最大の理解者です。

由大へ
相変わらず不器用で
ゆっくりな歩みでもどかしいけれど
たくさんのことを観じ
感受する。
でもね肝心な時に頼りにしちゃいます。
私を母にしてくれてありがとう。
たくさん失敗ばかりでごめんね。

匠人へ
マイペースで自分の芯がブレないこと
いつも感心してます。
時にそのマイペースが曲者ですが
憎めない。
諦めない忍耐を教えてくれて
ありがとう。
ポジティブな生き方を教えてくれて
ありがとう。

温史へ
慎重さが前に進むことを
阻むこともあるけれど
これからは、たくさんのことに
チャレンジして、
失敗から学ぶことを
覚えて欲しいな。
悔しいくらい
お父さん好きで
優しさをありがとう。
妹とが誕生してから
ぐーんと成長したね。

奏衣へ
男だらけの我が家に
華を添えてくれてありがとう。
唯々かわいくて
愛のかたまり。
幸福感を教えてくれて
ありがとう



あたりまえの日常は
あたりまえではなく
在ることに感謝を
日々観じて過ごしていきたい。

平成最後の日
感謝と共に。


最後までありがとうございます。