歯医者さんの帰りに実家へ立ち寄る



暫く工場のある1階で
母と兄と世間話をし
母があれこれ持たせてくれるので
結局はおうちに上がって(笑)
ついでに
自分の部屋に置き去りの小物やらを物色
一通り済んだところで
パーキンソンでほぼ寝たきり
父親の顔を見にベッドへ

起き上がりたそうに
顔を上げていた
珍しく父がワタシの名前を呼ぶ
近寄って
お布団越しに手を握ると
父親も手を握り返してくれた
少し顔を見たので
「また来るね」って手を降ると
「忘れないでね」と
父がうっすら涙を浮かべてワタシに言う
年を取ったな。。
ワタシも涙もろくなった
「何言ってるの、忘れないょ」
そう言って
再度「また来るね」と
笑顔で手を振って出てきた
父も頑張って
お布団から手を出して振ってくれた

母も大変だし
ケアマネさんや訪問看護&介護の先生方等
周りの方々からの助言もあって
施設への入居手続きを進めている

父にも伝わっている
「家に居たい」
その思いがひしひしと伝わってくる
何か切ないね。。
このblogを書きながらも
うるうるしてくる。。
と
その翌日、母からの電話

「入所が決まった」
えぇー!?
明明後日
随分と早いというか、急だね



顔見たばかりだけど
入所したらコロナで面会出来ないから
顔見に行こうかな
見送りに行こうかなって思ったけど…
ワタクシ
その日、お仕事入っていました

俳優やモデルとして
沢山露出して
活躍している姿を見て欲しかった
「忘れないでね」
父のこの言葉が
何かを悟っていたかのようで
胸が詰まる
