バリ島三日目


タナロット寺院

インド洋に浮かぶ岩島に建てられた寺院





海に浮かんでいるかのようで神秘的だった



続いて
タマンアユン寺院









多重塔が立ち並ぶ寺院



夜は
伝統舞踊ケチャックダンスを観賞





楽器は何ひとつなく
ケチャケチャケチャと
大勢の男性が一斉に声を出し続ける

迫力満点

圧巻の踊りだった


昼食はインドネシア料理





この三日目は

母の施設から電話があり

母が家に帰りたいと言って
荷物を持って玄関に居るので
電話で母と話してほしい
と言われ

母と話す

母は
父が家でひとりで待っているから
帰らんとあかん
と言う

私は
父はもう32年前に亡くなって
ついこの前
母と2人で
父の33回忌を済ませたところだと説得する


ホンマかぁ??



コレが昼からも何度かあり

内容は朝と全く同じ


施設の職員には
旅行に出ていることは伝えてたが
海外旅行だとは言ってなかった


余りに何度も掛かかり
その度に母に説得する
を繰り返ししていたが

ついに

私は今
海外にいるので
電話料金がかかります
母が落ち着いてくれることを祈ります
と伝えた

それから
旅行中にはかかってこなくなった


旅行に行く前日も
母のところへ面会に行っていた
いつもと変わらず落ち着いた様子だったのに

何故
よりによって
私の海外旅行中に不穏になるなんて〜

施設に入所してから
1年程になるが
今まで
一度も
家に帰りたいと言ったことは無かった

父が家にいると思い込んでの騒動

32年前に
母と一緒に病院で看取った父

最近父のことなんて
すっかり忘れていて
話の中にも出たことが無かったのに

なんで
よりによって
私が
バリ島にいてる時に
思い出すねん!


旅行から帰って
直ぐに
母の施設に面会に行った

母はいつものように
穏やかに暮らしていた

父の話は
いつものように
全く出てこなかった




何やったんや!?

海外電話は着信も料金かかる

まぁ
これくらいのことで済んで
良かったと思うことにしよう


バリ島④に続きます