2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2772ページ
ナイス数:63ナイス
僕のなかの壊れていない部分の感想
見えるものばかり追いかけてばかりいたら、人はどんなことにでも絶望するしかなくなってしまう。過去のトラウマにより、驚異的な記憶力を持つ、非凡な青年。彼には、才色兼備のスタイリストの恋人と、子持ちのバーのママである愛人、SMプレイ相手の人妻という女性関係があり、さらに家庭教師の元生徒だった少女と、たまに泊まりに来る弟のような青年という疑似家族がある。
愛について、生と死について、突き詰めて考えずにいられない彼の内面を通して、作者は「何が一番大切なのか」を問いかける。 表紙とは全く印象の違う哲学的な本だった。
読了日:11月1日 著者:白石一文
幻影の星の感想
郷里の母から送られてきた、バーバリーのレインコート。なぜ?ここにもあるのに…。震災後の生と死を鋭く問う作品。本の引用や解説めいた部分が多い。
読了日:11月4日 著者:白石一文
見えないドアと鶴の空の感想
男女の三角関係をきっかけにして、主人公のまわりで次々と起こる不可解な現象。何の変哲もない日常の裏にある目に見えない世界を描き、人は「何のために生まれ、生きているのか」という真摯な問いかけを根底に秘めた長編小説。哲学的な要素ありかなー。
読了日:11月6日 著者:白石一文
心に龍をちりばめての感想
誰もが振り返るほどの美貌をもてあます34歳のフードライターの小柳美帆は政治部記者の丈二との結婚を控えたある日、故郷の街で18年ぶりに幼馴染みの優司と再会する。幼い日、急流に飛び込み、弟の命を救ってくれた彼は今では背中に龍の彫り物を背負っていた。出生の秘密、政界への野望、嫉妬と打算に塗れる愛憎、ラストで救われる気がした。
読了日:11月10日 著者:白石一文
天翔るの感想
看護師の貴子が出会った少女、まりもは、ある事件から学校に行けなくなってしまう。貴子は少女を牧場へと誘う。そこで待ち受けていたのは風変わりな牧場主と、乗馬耐久競技(エンデュランス)という未知の世界。
読了日:11月15日 著者:村山由佳
夜あけのさよならの感想
「人に取られたくない」という独占欲が、愛のかたちなのか。とても興味がある大学生で酒癖の悪い優と中年で大人の色気と優しさのある篠崎サン。安心してよりかかれる気がするけど、どうしてそうやさしくするの?
読了日:11月15日 著者:田辺聖子
もしも、私があなただったらの感想
会社を辞め、郷里の博多に戻ってきた啓吾のもとへ、会社時代の親友の妻・美奈が突然訪ねてくる。中年男の「最後の恋」の行方を緻密な心理描写を駆使して描く、書下ろし恋愛小説。いまだからこそ、あの人と心が通い合う。
読了日:11月16日 著者:白石一文
死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)の感想
特ダネを狙うライター陣内は、ある組長の死が、実は死神によるものだと聞く。事故として処理された組長の死を調べるうちに、他殺の可能性に気づく陣内。凶器はなんと、、、バナナの皮?!
読了日:11月18日 著者:七尾与史
紙の月 (ハルキ文庫)の感想
わかば銀行から契約社員・梅澤梨花が約1億円を横領した。梨花は発覚する前に、海外へ逃亡する。梨花は果たして逃げ切れるのか。自分にあまり興味を抱かない会社員の夫と安定した生活を送っていた、正義感の強い平凡な主婦。年下の大学生・光太と出会ったことから、金銭感覚と日常が少しずつ少しずつ歪んでいく。最後までドキドキして読めた。
読了日:11月21日 著者:角田光代
読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2772ページ
ナイス数:63ナイス

見えるものばかり追いかけてばかりいたら、人はどんなことにでも絶望するしかなくなってしまう。過去のトラウマにより、驚異的な記憶力を持つ、非凡な青年。彼には、才色兼備のスタイリストの恋人と、子持ちのバーのママである愛人、SMプレイ相手の人妻という女性関係があり、さらに家庭教師の元生徒だった少女と、たまに泊まりに来る弟のような青年という疑似家族がある。
愛について、生と死について、突き詰めて考えずにいられない彼の内面を通して、作者は「何が一番大切なのか」を問いかける。 表紙とは全く印象の違う哲学的な本だった。
読了日:11月1日 著者:白石一文

郷里の母から送られてきた、バーバリーのレインコート。なぜ?ここにもあるのに…。震災後の生と死を鋭く問う作品。本の引用や解説めいた部分が多い。
読了日:11月4日 著者:白石一文

男女の三角関係をきっかけにして、主人公のまわりで次々と起こる不可解な現象。何の変哲もない日常の裏にある目に見えない世界を描き、人は「何のために生まれ、生きているのか」という真摯な問いかけを根底に秘めた長編小説。哲学的な要素ありかなー。
読了日:11月6日 著者:白石一文

誰もが振り返るほどの美貌をもてあます34歳のフードライターの小柳美帆は政治部記者の丈二との結婚を控えたある日、故郷の街で18年ぶりに幼馴染みの優司と再会する。幼い日、急流に飛び込み、弟の命を救ってくれた彼は今では背中に龍の彫り物を背負っていた。出生の秘密、政界への野望、嫉妬と打算に塗れる愛憎、ラストで救われる気がした。
読了日:11月10日 著者:白石一文

看護師の貴子が出会った少女、まりもは、ある事件から学校に行けなくなってしまう。貴子は少女を牧場へと誘う。そこで待ち受けていたのは風変わりな牧場主と、乗馬耐久競技(エンデュランス)という未知の世界。
読了日:11月15日 著者:村山由佳

「人に取られたくない」という独占欲が、愛のかたちなのか。とても興味がある大学生で酒癖の悪い優と中年で大人の色気と優しさのある篠崎サン。安心してよりかかれる気がするけど、どうしてそうやさしくするの?
読了日:11月15日 著者:田辺聖子

会社を辞め、郷里の博多に戻ってきた啓吾のもとへ、会社時代の親友の妻・美奈が突然訪ねてくる。中年男の「最後の恋」の行方を緻密な心理描写を駆使して描く、書下ろし恋愛小説。いまだからこそ、あの人と心が通い合う。
読了日:11月16日 著者:白石一文

特ダネを狙うライター陣内は、ある組長の死が、実は死神によるものだと聞く。事故として処理された組長の死を調べるうちに、他殺の可能性に気づく陣内。凶器はなんと、、、バナナの皮?!
読了日:11月18日 著者:七尾与史

わかば銀行から契約社員・梅澤梨花が約1億円を横領した。梨花は発覚する前に、海外へ逃亡する。梨花は果たして逃げ切れるのか。自分にあまり興味を抱かない会社員の夫と安定した生活を送っていた、正義感の強い平凡な主婦。年下の大学生・光太と出会ったことから、金銭感覚と日常が少しずつ少しずつ歪んでいく。最後までドキドキして読めた。
読了日:11月21日 著者:角田光代
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