友人のお誘いで中川一政美術館へ
神奈川県西のミュージアム施設の相互交流を通じて
開かれたミュージアムを目指してのイベント
月ごとに県西ミュージアムを訪ね学芸員の説明を
受けるというイベント・・めったにない機会。
真鶴半島の先端
中川一政がアトリエを構えた場所に建つ
何年ぶりかの再訪
1991年に97歳と11か月にて死去
作品は第一展示室~第4展示室
*第一・・季節の絵画・・秋の果実を添えた静物画に加え
秋の駒ケ岳
*第二・・箱根駒ケ岳
福裏の風景に魅力を失うと題材を駒ケ岳へと
求め生涯40点にものぼる作品を残す
90歳近くまで日々お暗示場所にキャンバスを構えた
*第三・・一政の作品中最も多いのが「薔薇」
特徴としては一政が好んだ「マジョリカの壺」に
収まる薔薇
体力的に野外での駒ケ岳制作が無理に
なってからは室内で薔薇の絵の制作に没頭
*第四・・書と水墨、岩彩
一見自己流に見える墨蹟だが中国、日本の
歴史に残る書家、名僧の作品を研究していたとか
墨蹟や絵画は多くの人に影響を与えたようです。
片岡鶴太郎・・緒方拳・・相田みつを・・とか
向田邦子とは「あうん」の関係
向田作品の表紙絵も何冊かを一政が描いている
一政は若いころは文学に興味を持ち武者小路実篤の
白樺派に参加しそこで印象派の作品に触れていくうちに
画家で生きることを決意
セザンヌ、ゴッホが画家としての素養がなくともあれだけの
作品を残したのだから自分も・・
ただ我流で作品を鑑賞するのと違い多くのことを
知ることができた良い機会でした。
雨の真鶴半島もよろし
午後は美術館に近い遠藤貝類博物館へ



