幕末の奇才、河鍋暁斎の美術展

「狂ってたのは、俺か、時代か?」このコピーに惚れました

「画鬼」といわれた暁斎の面目躍如です

昨年2月クリーブランド美術展で彼の「地獄太夫」図を

観て以来、折りあらば他の絵も観たいものよと思っていた。

今回、前 後期に渡って120点もの作品が展示される

嬉しや嬉しや!


三つの見どころを押さえて鑑賞すれば良しとのことだが

小難しいことはさておきとにかくその広範囲な画題に驚く


6歳であの多様な猫の絵で有名な歌川国芳に弟子入り

9歳で狩野派に学ぶ。

こうした正統的な修業から得た彼の絵画技術の確かさは

狂気じみたその絵の世界からも十分うかがえる


特にによんにゃむは動物たちの絵が見ていて楽しくてイイ。

動物たちへの観察力

又そこから転じて動物たちを擬人化した風刺画は観ていて飽きない



↓注;後期展示





もう一つのよんにゃむ流見どころは・・落款

この二点以外にも色々なデザインのものが押印されている

この美術展の会場である三菱一号館(現在は復元)の設計者

である英国人建築家コンドルは暁斎の画才に魅せられ弟子入り

彼の作品のいくつかも展示されている

この師あっての弟子か?素晴らしい作品にきっと驚きます。


後期の展示は8月4日から・・とにかく館内は冷房が効きすぎ・・

羽織るものをどうぞ!