今回の旅では想像以上の震災の爪痕のあちこちに胸を

痛めたが更に陸前高田ではただただ息をのむばかり。



市街地の大半を津波の流された陸前高田。

現在復興に向けて一大プロジェクト平地部を10Mのかさ上げ工事

が行われている。

それはかって見たこともない現場

近くの山を削り巨大ベルトコンベアで土を運ぶ

現在一日当たり10時間の稼働で55トンダンプのべ250台分が

掘削運ばれているという。平成30年を工期完了としている。



まるで空想のアニメーション映画のよう






「奇跡の一本松」

「高田松原」という美しい松林の象徴だった「道の駅」の

無残な姿。

まちづくり情報館には流木の松の根の展示

流された根の巨大さに津波の恐ろしさを実感

追悼施設

追悼施設に寄り添うように啄木の歌碑

頬につたふ

   なみだのごはず

        一握の砂を示しし人を忘れず


この歌が収録されている歌集「一握の砂」では冒頭の歌

「東海の小島の磯の白砂に~」とか

「いのちなき砂のかなしさよさらさらと~」など「砂」を詠む歌がある。

この歌碑にも「砂」・・この「砂」の意味することは一体なに?

いろいろ考えさせられた。


夕やみ迫る未来都市建設現場・・早期の完成を願わずには

いられない。

完成の暁にはぜひ再訪したい。


気仙沼泊り・・・続く・