伊勢神宮といえばよんにゃむには

心騒ぐことがある。

今から30年余前に放映されたTVと一冊の本


NHK特集

「謎の北緯34度32分をゆく―知られざる古代」


本を読んだのが先かTVを観たのが先か、

あまりにも昔のことで覚えてはいないが

その内容は鮮明に覚えている。


細部についてはとても書ききれない。

しかしその発見?ともいうべき事実は

本当に胸躍らされる。


この地図を見ていただきたい



この赤線ー北緯34度32分である。

この線上には奈良の箸墓を中心にしてほぼ等間隔に

東には伊勢神宮が、西の淡路島には伊勢の森。

そして線上には「長谷寺」「女人高野室生寺」


あと重要な意味を持つ「日置荘」


箸墓は倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の

墓とされている・・女性である。


この墓は時に卑弥呼の墓ではないかとも言われている。


又この線上には古代信仰の元であった三輪山、二上山が並ぶ。

そして増田の岩船、香久山


これだけでもすご~い!


更に「日置荘」


この線は「太陽の道」-この道を突き進み村落を作り・・

国家建設を担っていったのが日置氏。

「日置」に関係した姓はあちこちに残っており古代の末裔

と思える。

彼らは太陽、天体を使って測量を司っていた

のではないかという。

そしてその地の収穫物を中央貴族「藤原氏」等に

税として送っていたのではないか。

日を置く・・磐座をその地に祀る・・祀りごと・・

だから政治を「まつりごと」というんですね。


この線上には常に女人の影が漂う。


箸墓・女人高野・伊勢神宮の斎宮・天照大御神・そして

線上をひたすら行け行けどんどん走ったのがヤマト姫。

すべて女性に関係


謎だらけの北緯34度32分・・興味は尽きません。

皆さんに紹介するにはよんにゃむの力、とても及びません。


興味のある方地図を広げて新しい発見をしてみてください。


あと面白いのは倭人は「南北」ではなく「東西」にこだわって

いたということ。

日本の国土の形のせい?

太陽信仰のせい?