ここは横浜「港の見える丘公苑」
木々の緑も樹影も美しい。
「大仏次郎記念館」の建つ一角。
写真矢印には猫像が鎮座。
今日は後ろ髪引かれながらスルー。
目的は神奈川近代文学館。
「井上ひさし展」
おりしも5月4日、NHKスペシャルで
「井上ひさし ラストメッセージ」を放映。
この放送の主題である「木の上の軍隊」も
最近まで上演されていたわけで他にも色々と
思うことあって訪れた。
むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに
こんな難しいことはない。
「木の上の軍隊」の構想は27年前に既にあった。
しかし完成には至らず死を迎えた。
そして今回蓬莱竜太の脚本、栗山民也演出で
「どうしても沖縄のことを書かねばならない」と
いいつつ完成には及ばなかった」作品。
死の直前までこの作品のメモをとっていたという。
「遅筆堂」と自ら名乗っていたほど作品の完成は
遅かった。遅いはずです。
この文学館で見た多くの資料。膨大なメモ・・
「ことば」へのこだわり・・
むずかしいことをやさしく・・という実践に全身全霊で
対処してきたことが窺える。
帰りは中華街から駅へ。
ブルーライトヨコハマにならない前に帰ろう。







