今日は雨。
よんにゃむ地方は梨の産地
雨に煙る梨畑
今年は開花が早すぎて農家では花粉付けの
作業にいつ入ったらよいかと困っている。
最近の天候は農家泣かせだ。
梨の花が咲けば「長恨歌」です。
有名なその一節
「梨花一枝春帯雨」
佳人の涙を湛えたかんばせ(泣き顔)を雨にぬれた
梨の花にたとえています。
その佳人とは楊貴妃?化身の仙女太真?
今日はその雨に濡れた佳人の涙顔の梨花を撮影。
う~ん 確かに美人のかんばせじゃ!
よんにゃむは結婚してこの地に来るまでは
梨の花を見たことがなかった。
初めて見たときコレが「長恨歌」の梨の花かと
感動したものだ。
遠くから見ると梨の花は地味。
でも近くから見ると実に味わい深い花である。
桜と違い若い葉が花と同時に出て彩を添えて
いるのもいい。
そして花びらは淡くピンクがかかって儚げだ。
そうだ歌舞伎界のことを「梨園」といいますね。
この「梨園」も長恨歌の玄宗皇帝の音曲を行う
場所に梨の木がたくさん植えられていたことから
きていたんですね。梨の木は本当に奥深い。
近年梨農家も高齢化で廃業が進んでいる。
昨年は3軒の農家が梨畑を伐採。
寂しい風景になりつつある。


