朝日新聞に3月中旬から連載されている

「いま子どもたちは・ 恋のうた」がいい。

どうしても紹介したくてアップします。


福井県越前市。古代の越前を舞台にした

相聞歌が万葉集に収められていることから

毎年「恋の歌」を募集している

よんにゃむ日和


2012年には18171首の歌が寄せられたとか。

その中から高校生では22首が入賞。

新聞は入賞した作品を詠んだ高校生の恋を

聞く企画。

*ふと見ると レンズに私が映ってる

    眼鏡の奥はどこを見てるの?     大山 唯


*ないていた。太陽が照る空の下 

    私の恋もツクツクボウシ       鉢峰宗洋


*グラウンド 小石で綴ったスキの文字

    地球に書いた君への思い        楠木 舞


*逢えた日は 三つ編みほどき 閉じ込めた

    香りと想いに包まれて寝る      山崎美樹

 

*すれ違い 君と重なる刹那さえ

    甘酸っぱくて世界が揺れる      安井千尋


高校生の恋は「初恋」ですか?

ここでは彼らの心境を載せられないがその

心読めば高校生の自分を見る深い洞察力に驚かされる。


下手な解説や感想よりもただただ彼らの感性を

味わってほしい。

こちらまで揺れる心、怖さ、一途さが伝わる。

高校を卒業してから新しい恋、大人の恋に出会う

だろうがきっと十代の恋心はどの恋にも負けない

色鮮やかな純なものなんだと思う。

忘れそうで忘れない十代の恋?


話は飛ぶが「冬ソナ」が受けたのは「初恋」の

持つ独特の世界をコレでもかと描いたからかな。

若い世代よりオバちゃんたちが嵌ったのは

遠く仕舞ってあった「初恋」があのドラマで蘇った

からかもしれない。月日がたつほど美化されるし・・