遺産とか 相続とか
自分より先に生きる人のもの だと思っていましたが
私と夫は 息子の遺産を相続しました
生きている時から
そんなに稼いでいるならマンションのローン返せるから貸して〜と冗談で言っていたけど
「それくらい自分達で返せるだろ」と
返されてました。
私が18歳の時に作った某銀行口座
30年以上取り引きしていたけど
息子の相続金を私の所にうつした
その日から
毎日 その銀行の新入社員らしき女性から
家に帰ると留守番電話が入っていました。
(「NISA」とか考えませんか?)と、、、
何日かして、その銀行に行き
口座を解約しますよ、とクレームを言いにいきました。
話を受けた銀行の同世代女性は平謝りして
「私も娘がいるからわかります、この度は大変申し訳ありませんでした。」
とポケットティッシュを持たせようとしましたが
「要りません」とお断りしました
遺った3人で 息子の行きたかったアメリカへ?
息子は年明け 亡くなる前月にパスポートを再取得して、大きなスーツケースも買っていました。
家族で行こう、とお正月に言っていて
みんな仕事があるから休みが合わないね と話していた
今はまだ 箱根すら 行く元気もない
もともと 欲しいものはない と言っていた息子
何のために お金持ちになりたかったのか
遺産の話に戻ります。
相続人は法的には私達夫婦
夫は 娘と均等に三分割すると決めました。
私の口座に娘の分も私名義で保管して
必要な時が来たら、渡す話になっています。
息子はネット銀行の口座を持っていました。
亡くなってから解約に関しても
シンプルかつ速い対応でした。
電話のやり取りなど、銀行に出向く必要がないのは当時心理的に助かりました。
いつまでも不誠実な銀行にお金を普通預金に入れておくのも不快なので、ネット銀行に口座を作りました。
娘に渡す時に、少しでも多くなれば
正直 遺産を受け取る事はドラマの見過ぎなのか
争うほどの欲にまみれたものと思っていました。
でも 息子の遺産など、貰えても使えない
使って慰めにしてくれ、と息子の考えそうな事だけど、だからこそ使いたくない
ネット銀行の相談窓口があるというので
予約を入れて、出向きました。
その銀行は横浜の駅ビルの上階にあります。
8月の終わりに、その駅ビルは高校生の女の子と
駅の下に歩いていた女性が不幸があったのを
ネットニュースで騒いでいたのが記憶に新しく
ネットでは 下にたまたま歩いていた女性を
悼み、高校生にはかなり批判が上がっていましたが、
私は 下の女性の理不尽は勿論ながら
高校生の親は、自分の娘を亡くした悲しみと
娘が半ば加害者と批判されて、被害女性の家族からも恨み哀しみを向けられる、、、
色々な角度の思いが入り混じりました。
長いので 続きます。