先々週のことです


台風が近づくので

金曜日のパートは休みになるので

前から読みたかった

芦原妃名子さんの

「セクシー田中さん」を

TSUTAYAで全巻借りて読みました


芦原妃名子さんの作品は

「砂時計」が有名です


繊細な作者さん なのかな、

当時やや暗めの世の中と

純愛ブームにマッチしたのと

ドラマも柴崎コウさんのドラマの主題歌も

とても好きでした


今年始めに亡くなられて

その前後の経緯など

結構ネットにも取り上げられました


ただ、息子の事がなければ

そこまで気にとめなかった

むしろセクシー田中さんも

敢えて読まなかったかもしれません


ドラマも全く観ていません

なので 真っ白な頭で一気に読みました


アラフォーの地味な田中さん

心は少女のような美しさ

好きな人とベリーダンスのセッションの為に

ベリーダンスを踊る時は本来の田中さんの美しさが現れて、登場人物の周りの人達のエピソード含め、どんどん変化していく、、、


改めて、これは女性ならではの感性

トキメキ

芦原さん唯一の作品だと思いました


作品が未完成に終わるのは本当に残念です


一応一話完結っぽい作りなので

そこで完結してもその後は読者の想像でどうにも広がるようになっていて

そこも芦原さんらしい優しさを感じます


細やかで繊細な女性を追い詰めたのは

自分は悪くない?な世の中、、

作者の世界が商業に掻き乱され

ベリーダンスの本来の美しさを

歪められてしまった哀しさ


作品がとても楽しく、夢中になってしまうだけに

とても残念です