2014.4.17
この日は朝からチェンマイサマーン市にあるロイヤルプロジェクト(以下;RPJ)を視察。
RPJとは簡単にいうと、貧困に喘ぐ農民の生活を目の当たりにしたプミポン国王が農民の生活向上を目標として約40年前に立ち上げたプロジェクトで、品種改良や農薬・肥料などの使用に関する指導など生産性向上のための活動から生産した農作物のブランド化、販売活動などを一貫して行うことで販売される農作物に付加価値を付け、農村で働く人々の所得を安定、向上させようという試み。
貧困層を巻き込んだビジネスを作りたいと考えている自分にとっては、弁当の食材としてRPJの商品を使うことで少しでも当初の想いを達成できればと考え、まずはその生産現場を見るべく知り合いの方を通じて今回の視察をお願いした。
運転手と通訳のK氏と4人でチェンマイを出発して約1時間。RPJの農村へ到着。
農場は予想に反して非常にきれいに整備されており、ハウスの中では苗がきっちりと整えて植えられていた。RPJでは農家の人々を固定給で(サラリーマンとして)雇用することで収入の安定化を図っているのだとか。
また、聞くところによると農家の子供たちもちゃんと学校に通い、補助金などをもらいながら大学まで進学できるとのこと。そして農家の子は必ずしも農家になる必要はなく、都市へ働きにもいくらしい。
農村の風景も子供が畑の傍で遊び、家族で農作業という非常にゆったりとした時間がそこにはあった。
RPJの管理については各農村に出張所のようなものがあり、そこに常駐している人々が日々指導にあたっているのだとか。
この農村を見る限りではRPJは非常によく機能しており、そこで働く人々にも大きな貢献をしているように思えた。
ただ、商社時代に培った(?)少しうがった見方をすれば、今回訪問した農村はRPJの視察地の定番となっている村のようで(ネットで『RPJ視察』について調べると大体今回訪問した村がピックアップされていた)、その他無数にあるプロジェクトの農村がすべて同じように管理されているとは限らない。
ましてやタイは無農薬などをうたいながら実際は農薬をバンバン使っているということも日常茶飯事な国。
そういう意味では(日本もそうだが)特にタイでは食材の仕入れというのも非常に奥が深く、健康食とうたいながら知らず知らずのうちに農薬が大量に使われた食材をお客さんへ食べさせていたということも起こりえてしまう。
あらためて直接人に影響を与える飲食業の厳しさ、難しさを感じた今回の視察。
