『あきらめよ』と諭す回路に
君がそっと侵入してきて
何食わぬ顔で夢をチラつかす
上手に包んで仕舞ったものが
『飛び出したい』と疼いてる
痛い記憶を最後に寝たふりしていたくせに
柄でもないけど会えると嬉しいよ
悩んだ末に想いを飲み込む日々
ほろ苦いキャンディーが
まだ胸のポケットにあった
気付かせたのは君
多くの事を求め過ぎて
出来るだけ側に居たくて
そんな事してる間に息が詰まる
大抵人はこんな感じで
大事なもんを失うんだろう
そして懲りもせず君をほしがってる
みっともないけど全てが愛しいよ
ふと夕暮れに孤独が爆発する
甘酸っぱいキャンディーが
僕の胸のポケットにあるんだ
君が食べておくれ
昨日の夜いつもの偏頭痛が
僕を襲って飲み込むタブレット
やけに会いたくて
声が聞きたくなって
みっともないけど全てが愛しいよ
ひとり夜更けに孤独が爆発する
ほろ苦いキャンディーが
まだ胸のポケットにあった
ただひとつだけ
甘酸っぱいキャンディーが
まだ胸のポケットにあるんだ
君が食べておくれ