吉田のブログ

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2015新譜

佐野元春&The Coyote BandBlood Moon

 アナログで買った。録音時間は48分だ。音が良かった。

はじめは何の変哲もないロックだと思った。しかしメロディと詞にすぐ親しんでしまう。ライブに行って、昔の名曲と同じように口ずさめたのには自分でも驚いてしまった。

詞はすべてがメタファーである。曖昧で何を歌っているかわからない最近のバンドの詞とは一線を画する。

佐野元春曰く「シンガーソングライターよりアレンジャーとして評価されたい」「ポップソングの最高峰はシンガロングできるもの」だそうだ。2000年代の発言である。何回も何回も聴いている。

PIZZICATO ONE『わたくしの二十世紀』

 小西康陽が大嫌いなE.Guitarを排して、自作曲をリアレンジし、何人かのボーカリストに歌わせている。目新しいわけではないが、こういう音は聴いたことがなかった。詞は、「死ぬこと」と「ひとりであること」の内容が多い。小西さんが美しい歌を歌うボーカリストにこういう詞を歌わせると、そういう詞もきれいだから不思議だ。でもときどきドキリとすることがあるのだ。何回も聴いている。

rinbjo『戒厳令』

201412月の発売だが、聴いたのは2015年になってからである。菊地成孔プロデュースによる菊地凛子のアルバムである。菊地成孔のラジオではしつこくかかっていたのだが、そのときは良さが分からず買わなかった。菊地成孔は反響のないことを相当に憤っていらした(ラジオと日記で)。ミュージックマガジンの2010年代上半期ベストに安田謙一さんが選んでいる(さすが!)のを見つけて購入して聴いてみると、CDで聴くと音がいい。また曲を(ラジオのように単発ではなく)まとめて聴くとアレンジの面白さが際立つ。詞は饒舌だ。頭韻、尾韻がその饒舌さにつながっている。内容は日本、アメリカ、ガール、ボーイについてだ。何回も聴くものではないが、これはよかった。かっこよくて少し奇抜なトラックにラップやおしゃべりが乗るアルバムである。菊地成孔の卓抜なところはやはり饒舌さだと私は思う。ラジオ、書籍、詞、ラップ、トラック(音数が饒舌という意味で)がいい。

ザ・ラトルズ『生搾りライヴ(Live+Raw)』

 これも2014年発売である。ニール・イネスらによるビートルズのパロディバンドの2013年のライブ録音作品だ。ライブでもしっかりビートルズをパロディしていて、これは(搾られる前の)生で聴いたら、ビートルズが好きで興奮してしまうし、ラトルズが好きで興奮してしまうし、で盛り上がるだろうと思う。特に「グッド・タイムス・ロール」の止まりそうなドラム・ソロ、名曲「アイ・アム・ザ・ウォーラス」のパロディ「ピギー・イン・ザ・ミドル」のエンディングはこぶしを上げたくなる。サニーデイ・サービスのライブ盤に足りなかったものはこれだ。