コレクションとは、同じ種類のオブジェクトの集合のことです。

例えば、
Workbookオブジェクトは、「Workbooksコレクション」があります。
Worksheetオブジェクトは、「Worksheetsコレクション」があります。

コレクション形態になっているオブジェクトは、オブジェクト名が複数形となっています。

一方、

セル(Cells)は複数ありますが、セルのコレクションはRangeというオブジェクト名で表します。

コレクションを構成する個々のオブジェクトのことをメンバーといいます。メンバーにはそれぞれ固有の名前が付けられてます。

 VBAでコレクションの中から1つのオブジェクトを示す場合は、まずコレクションでオブジェクトの種類を指定し、続いてその中から操作対象の名前を明記して特定の1つのオブジェクトを示すという手順をとります。

 

Sub test1()

        'Sheet1を選択する

    Worksheets("Sheet1").Select

End Sub

 

Sub test2()

    'Sheet1(一番左)を選択する

        Worksheets(1).Select

End Sub

 

test1とtest2は、同じ一番左のシート1を選択することです。test1は、Worksheetsというコレクションなか、名前が"Sheet1"というシートを選択することです。test2は、Worksheetsというコレクションなか、Index番号が1のシートを選択することです。
 

Collectionオブジェクトを使うと、文字列、数値、オブジェクトを要素とする独自のオブジェクトを作成できます。今後、また時間を作って、見て行きましょう。

 

 

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