現在は『白鳥』といいますと青森~函館間の特急列車名ですが、以前は大阪~青森間の特急列車の愛称でした。
大阪~青森間といいますと約1000kmの距離になりますが、この列車は日本海沿いに昼間に約13時間かけてこの距離を運行していました。
運行している区間が日本海沿いということもあり冬季は吹雪による遅れが出ることもよくありました。それでも沿線の都市を結ぶ足として貴重な存在でした。
また、当時は昼間に運行する特急列車としては最長距離を誇りましたが、2001年3月の改正で残念ながら廃止となり、大阪~金沢間は『雷鳥』『サンダーバード』、金沢~新潟間は『北越』、新潟~青森間は『いなほ』に分割されました。
現在でも同じルートを乗り継いでいくことは可能ですが、その所要時間は白鳥よりも当然伸びています。