奈良県のJR線には現在、「特急」「急行」といった優等列車は運行されていませんが、以前は細々とではありますが、急行列車が運行されていました。
その急行列車は『かすが』という愛称で、奈良~名古屋を関西本線経由でむすんでいました。
一日一往復の運行で朝8時台に名古屋から奈良に向かい、夕方16時台に奈良を出て名古屋に向かっていました。
停車駅は奈良を出ると、伊賀上野・柘植・亀山・四日市・富田・桑名に停車していたと記憶しています。
私が学生時代のころから20代までのころは、急行型のキハ58+キハ65の2両で運行されていることが多かったと思います。
その後新型車のキハ75が登場し、急行かすがもキハ75に置き換えられましたが、2006年3月のダイヤ改正で急行かすがは廃止となりました。
今は急行という種別そのものが中途半端なものになっており、快速に格下げされたりして、全国でもほとんど見かけなくなりました。