毎日更新の小説。
1958(昭和33)年の夏休みが、ついに始まった。
岡山市内にある養護施設「よつば園」では、5班に分かれて児島市郊外のお寺に3泊4日で泊まり込みの小旅行に行くことになった。
第1班は、7月20日(日)から23日(水)まで。
津島町の園庭で点呼をした後、子どもたちは引率の職員らに連れられて岡山駅へと向かった。
岡山駅から宇野線の列車に乗って茶屋町へ、そして下津井電鉄に乗り換えて児島へ。
児島駅からは、下電バスで少し郊外の塩生の海水浴場の近くにあるお寺まで行き、そのお寺の離れで3泊する。
朝、昼と海水浴、そして、ちょっとした小旅行も。
3泊4日の予定を終えた第1班は遅れてきた第2班と現地で引継ぎをし、そして岡山へと戻っていく。
高度経済成長の始まるわずか数年前の、昭和の遠浅の海のつかの間の楽しみ。
古き懐かしき、子どもたちの姿。
そして、にぎわう海水浴場。
軽便鉄道もまだ各地にあったあの時代が、今ここによみがえります。
おことわり
実際の下津井電鉄は鉄道部門の女性車掌を1967(昭和42)年より採用しており、この物語当時には女性職員は鉄道部門には存在していませんでしたが、物語の構成上、1950年頃より女性車掌等が存在していた設定で執筆しております。
また、当物語に登場する列車に使用されている車両のモデルは、史実の下津井電鉄及び国鉄宇野線に実際に走行した車両と必ずしも一致しない部分を含みます。
以上、よろしくご容赦の上お楽しみくださいませ。
岡山市内にある養護施設「よつば園」では、5班に分かれて児島市郊外のお寺に3泊4日で泊まり込みの小旅行に行くことになった。
第1班は、7月20日(日)から23日(水)まで。
津島町の園庭で点呼をした後、子どもたちは引率の職員らに連れられて岡山駅へと向かった。
岡山駅から宇野線の列車に乗って茶屋町へ、そして下津井電鉄に乗り換えて児島へ。
児島駅からは、下電バスで少し郊外の塩生の海水浴場の近くにあるお寺まで行き、そのお寺の離れで3泊する。
朝、昼と海水浴、そして、ちょっとした小旅行も。
3泊4日の予定を終えた第1班は遅れてきた第2班と現地で引継ぎをし、そして岡山へと戻っていく。
高度経済成長の始まるわずか数年前の、昭和の遠浅の海のつかの間の楽しみ。
古き懐かしき、子どもたちの姿。
そして、にぎわう海水浴場。
軽便鉄道もまだ各地にあったあの時代が、今ここによみがえります。
おことわり
実際の下津井電鉄は鉄道部門の女性車掌を1967(昭和42)年より採用しており、この物語当時には女性職員は鉄道部門には存在していませんでしたが、物語の構成上、1950年頃より女性車掌等が存在していた設定で執筆しております。
また、当物語に登場する列車に使用されている車両のモデルは、史実の下津井電鉄及び国鉄宇野線に実際に走行した車両と必ずしも一致しない部分を含みます。
以上、よろしくご容赦の上お楽しみくださいませ。