戦争と平和~~近未来は❕❓ | よかもん人生のブログ

よかもん人生のブログ

長い人生の旅路を書き綴ったブログです

 

 

イスラエルとイランの戦争はさらなる戦争を招く、小事から大事へ、過去の対戦の歴史を振り返り世界大戦を食い止めよ

配信

 

東洋経済オンライン

 

2025年6月15日、イスラエルのテルアビブで、着弾する弾道ミサイルを迎撃するために防空ミサイル網「アイアン・ドーム」ミサイルが発射されている(写真・2025 Bloomberg Finance LP)

 

 ウクライナ戦争がいまだ終わらないまま、そしてまたパレスチナでの戦闘も継続しているなか、イスラエルとイランの衝突が新たに始まった。

 まるで、世界戦争へと至る道を転がり落ちているかのようである。 

 

【この記事の他の画像を見る】  これまでの世界大戦を見てもわかることだが、戦争は小さな火元から始まる。

 小さな火が消えないことで、つぎつぎと連鎖的に火が燃え移り、最後に大火になるのだ。

  ■カール・マルクスの予見  1870年の普仏戦争(〜1871年)を見ていたカール・マルクスは、それが1866年の普墺戦争からはじまり、さらにはもっと大きな戦争へと進むことになるだろうと予見していた。

 実際その予見どおり、この戦争は、露土戦争(1877〜1878年)や日露戦争(1904〜1905年)を経て、第1次世界大戦(1914〜1918年)へとつながっていく。

 〈当面のわめき声で耳を塞がれていない人々、またはドイツ国民の声をどなり消すことに関心をもつものは、1866年の戦争が、1870年の戦争を胎内に孕んでいたのとまったく同様に、1870年の戦争は必然的にドイツとロシアとの戦争(……)を胎内に孕んでいることに気づくにちがいない〉「社会民主労働者委員会への手紙」1870年9月5日、『マルクス=エンゲルス全集』17巻、251ページ)。

  2022年2月24日に始まったウクライナでの戦争が、2023年10月7日のパレスチナでの戦争を引き起こしたとも言えるのだが、それはさらに飛び火し、イスラエルとイランの戦争(2025年6月13日)、さらにはその背後にいるアメリカ、ロシア、中国との戦争へと導くかもしれない。

 小さな火は早く消さねばならないのだが、それは簡単ではない。

 アメリカ大統領トランプはイラン核施設空爆後、早速6月23日にイランとイスラエルの停戦を発表したがその当日、両国はそれを無視してミサイル攻撃を行った。

  当然ながらイスラエルもイランも、実際のところ大国である米中ロにとって、大国の対立の中で代理戦争を行う単なるコマにしかすぎないともいえる。 

 マルクスは、普仏戦争が起こる10年前、ドイツとフランスの対立を代理戦争という観点から予測していた。

 〈フランスとの同盟ということから起こる直接の隣国とドイツとの戦争は、この北方の巨人が実は無力であるということを明らかにするにちがいない。だが、フランスと戦う場合は、ロシアは、その地理的な位置からしてつねにかならず予備軍となり、実際の仕事はドイツにやらせて勝利の果実は自分で確保する。

 

 この点で、連合した諸国家というものはひとつの軍のなかの異なった部隊に似ている。

 前衛と本隊は激戦を遂行しなければならない、しかし、戦闘に結末をつけ、勝利を担うのは予備軍である。〉

 (『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』1860年10月10日、『マルクス=エンゲルス全集』15巻、168〜169ページ)

 
🕊日本近未来は戦争か平和か日本🕊