文化の日に、亡き父母を思い出しました | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

天高い青空の文化の日でした・・・妻が古い写真を整理していて、

母の自筆の手紙と父母が1970年代に書き残した俳句を見つけた。

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古い手帳には、父母がかけあいで書いている、俳句数編があった。

自分自身が喜寿となり、感慨深い俳句です。

妻の喜寿、穏やかに明け、屠蘇祝う(昭和53年)父
病ぬいて、喜寿祝ひけり、松の内       母

子と孫に、ひかれて山に、桜(はな)見をし 父
久方に山路を登り、桜(はな)見かな    母…昭和53年帰省時

雨がえる、コーラスに雲たれさがる     父
あす雨か、葉陰に見えた雨がえる      母

アジサイの、日毎に変るあで姿       父
あざやかな、あじさい見とれ足とどめ    母

今ホース、打ち水すきな父なりき      父
歳老いぬ、身にも家にもすきま風      母

最後に、7年前に亡き父母が書き記した俳句の一部を付記します。
 
77歳の時に父母作の俳句です・・・・

1 とそ祝ふ、父き(喜び)の字よと、子らは言い。父作

2 喜寿の春、帰れる子なし、ね正月。父作

3 春の喜寿、喜び送る、梅一枝。母作

4 いつの間に、梅花とともに、喜の字来ぬ。母作

5 いたいたし、古木に一枝、梅香る。父作

6 老梅の、枝折り戸ごしに、二三輪。母作

7 寒風に、ふりかえり見つ、庭の梅。母作
 
父母へいまさら恩返しも出来ず、
よかもん、70歳の思い出として父母の遺作を纏めた俳句です。

今月、わが身が77歳に成ります。

仏壇の中から、このブログ覗き込んでくれるかな❔