抗がん剤・副作用での再入院の実態 | よかもん人生のブログ

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担当医師も私もわずか4週間で肝臓がこんなにダメージを受けるとは思ってもいなかったのです。

今回の私の抗ガン剤副作用は希に見る珍しい事例だそうです。

肝臓の機能を調べるGOTが、私の場合は健康時に18単位前後(基準値41単位未満)でしたが抗がん剤を服用した後300を超え500単位にまで上昇していたのです。

他の数値も同様に上昇し、後数日遅れれば命にも関わりかねないと言われました。

キチンキチンと飲んでいた抗がん剤の服用で想定外の事態はこうして起りました。

再入院の着替え中に軽いぎっくり腰まで起こし泣きっ面に蜂でした。

再入院では、ベッドから降りる事まで禁止され、尿管を繋がれ、24時間のオムツ生活を余儀なくされました。

仰向けに寝たきりとなり、ナースコールで全ての下の世話を頼む生活が続きました。

情けないやら悔しいやら、看護師さんたちには感謝感謝の3週間でした。

1日3回の食事時間は、戦いの時間の始まりでした。

お粥一匙すくうのに長い時間掛かりました、それほど食欲が出なかったのです。

毎日同じような献立に副作用から来る厳しい食欲不振と、言語障害も絡み、点滴をしながらも体は衰弱するばかりでした。


意を決し、生味噌と目刺しを持ってきてくれと妻に頼みました。


ほぼ毎日、朝診療前に主治医の先生が様子を見に来られ、話をしました。
自分が言語障害とは意識していなかったが、妻に言われて、なるほど病状を思うように主治医にしゃべれなかったことがありました。

肝臓の数値が良くなるに従い、尿管が取れ病室内だけ歩く事が許可され、リハビリに繋がってゆきました。

今まで見たことのない赤みを帯びた濃いオレンジ色の尿の色に吃驚しました。

今は正常な尿の色になっています。


今日は漸く待ちに待った昼風呂に入れそうです。

言語障害も取れました、食欲不振も軽減し、ブロガーの皆さんには御心配をおかけしました。
しばし人間らしい生活の出来る喜びに浸っています。