中国産ウナギの禁止薬品(マラカイトグリーン)使用発見に伴い、国内でも販売中止が出始めてきた。
この薬は魚病薬品として、金魚や錦鯉を飼育している愛魚家にはなじみの薬です。
白点病対策薬品として市販品を私も持っています。
しかしこの薬には発がん性の疑いがあり、食品に混入する事は禁止されています。
中国はウナギ養殖に魚病発生抑制の為、マラカイトグリーンを使用してそれがウナギに残留していた。
発見されたウナギは直ちに輸入禁止措置が取られている。
名古屋検疫所が纏めているマラカイトグリーンについての文書をそのまま引用させてもらいます。
マラカイトグリーン Malachite green --------------------------------------------------------------- 概要:マラカイトグリーンは、有機色素の一種。分子量 365、緑色の合成色素 として絹・羊毛・黄麻・革・綿・紙等の染色に使用されており、その名 前は鉱物マラカイト(孔雀石)に似た色であることに由来する。また、 生体内で酵素により還元され、ロイコマラカイトグリーン(分子量 330) になる。 2005年8月、中国産のウナギから検出され、大騒ぎとなる。 性状:光沢青緑色結晶で水に可溶(青緑色)、エタノールに易溶(青緑色)、 最大吸収波長616.9nm、pH2以下で黄色。 毒性:核酸塩基と親和性を持つ構造から、発がん性が予想されている。現在、 日本においてもまたFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)において も毒性評価がなされておらず、国際基準も設定されていない。 国内状況:合成抗菌剤として観賞魚の水カビ病の治療などに使用されている。 薬 事 法:養殖水産動物への使用は禁止。 食品衛生法:検出された食品は流通、販売等することは出来ない。 諸外国の状況 中国:2002年5月に「食用動物への使用を禁ずる動物用医薬品及びその化合物 リスト」に組み入れられ、国により全ての食用動物への使用が禁じてい る。2005年8月には輸出した鰻製品から検出されたため、広東省輸出入 検査検疫所は輸出の一時停止及び製品の全面回収命令を講じた。 米国・EU:1970年代半ばからマラカイトグリーンに対して発がん性が指摘。 1981年には米国で、2002年にはEU加盟国やノルウェーでも食品関連へ の使用が禁止。 -----------------------------------------------------------------------
日用品から食品まで、あらゆる物に、偽者がまかり通る中国市場に世界も呆れ顔である。
仰のけに唾を吐く行為が国の威信をどれだけおとしめているのか、
結果は輸出入拒否の火の車となって帰ってくるだろう。
日本国内は台風4号の猛威に晒されているが、中国は経済の猛威に晒される事になるだろう。