マコモは河川の岸辺や湖沼の浅瀬に
育つ抽水植物でイネ科です。東南アジ
アから中国、日本で自生しています。
マコモは古くから神事などにも使用さ
れる不思議な霊力のある草として崇
められて来ました。マコモにはマコモ
菌という特殊な菌が付着して根元が
太く肥大する品種がありマコモタケと
呼ばれ食用になり最近注目されてい
て各地で栽培されるようになりました。
国内で自生する野生種は根元が肥大
しないものがほとんどですがその葉茎
は乾燥させて細かく刻んだものや粉末
にしたものがマコモ茶という健康茶と
して利用されます。栄養面では食物
繊維が豊富でビタミンB1、B2、各種の
ミネラル成分などを豊富に含みます。
マコモは古来より「神宿る草」として日
本書紀や古事記にも記載されその食物
繊維は腸内環境改善するとともに各種
のミネラルが血液浄化や高血圧改善
や抗酸化作用や免疫強化に効果があ
ります。今回採取したものは本当にマ
コモかどうかは秋になって花が咲いて
みないと何とも言えませんが多分マコ
モだと思います。
自生地のマコモだと思われる修水植物です。葉が黄緑で厚さが薄く幅広のマコモの特徴が出ています。
葉を少量採取して乾燥させます。
小さく刻んでお茶として使います
こちらは同じような環境に育つガマ(蒲)です。すでに蒲の 穂が出ています。マコモと比べると
葉の幅が狭く廃炉も黄緑というより灰緑に近いです。葉の厚みもありマコモとは明らかに違います。