我が家は普段料理などで使う塩は私

が自作したものを使うことが多いです。

北九州市内のはずれで隣町の芦屋

の近くの若松北海岸の千畳敷の磯場

で汲んだ海水を煮詰めて作ります。
最近は近しい方からリクエストがあり

少量差し上げることもあります。もっと

多く差し上げたいのですが何せ、作

るのに相当手間かかるので一度に多

く作ることができません。作り方はいた

って簡単で汲んできた海水をひたすら

炭火を熾した七輪の上で鍋に入れた

海水を煮詰めるだけです。今回は8ℓ

ほどの海水を汲みましたが8ℓの海水を

1ℓまで煮詰めるのに15時間かかりま

した。3日間の作業時間です。さらに

この濃縮海水を300㎖ずつガスコン

ロで仕上げの煮詰めを行い水分が飛

ぶまで過熱して出来上がりです。濃縮

海水まで煮詰めれば常温保存ができ

るので必要時に作ることができます。

出来上がった塩は密閉容器に保存し

ないとやがて空気中の水分を吸収し

べとべとになってしまいます。出来上

がった塩はミネラル豊富な天然海水塩

です。コストを考えれば買ったミネラル

塩のほうがはるかに安いですが100%

海水を煮詰めただけの塩は製作の最終

工程で塩化カルシウムの付着が発生す

るので大量生産できず入手が難しいか

らです。

 

 

 

海水を採取している若松北海岸の磯場です。

 

 

8ℓのぁ位水を煮詰めますが鍋に小分けして煮詰めます。業務用の大型の寸胴鍋があれば

効率的です。

 

 

 

途中炭火の火力が弱くならないように七輪陶芸の要領でドライヤーで送風します

 

 

 

8ℓの海水を1ℓになるまで煮詰めます

 

 

 

濃縮した海水を仕上げの水分を飛ばす工程です。弱火でよく拡販しながら水分を飛ばしていきます

濁っているのは海水が結晶化し始めているからです

 

 

 

過熱を続けてサラサラになったら出来上がりです