東谷資料館では毎月1回各町内の
史跡や文化財を見学しています。5
月は木下町内を散策しました。今回
は亀の甲を紹介します。亀の甲は木
下町内の組の一つで南隣の市丸町
内と接し、西側の山裾の場所です。
亀の甲は組全体が1300年代、室町
時代前半に中世豪族小野田氏が築い
た詰め城、木下城の麓に作られた中世
豪族屋敷の跡です。現在は居館跡に
わずかに残る石垣と小野田氏中興の
祖小野田種尚公の墓所ぐらいですが
組内の各所には当時の全貌をしのば
せる遺構が各所に残っています。これ
らは中世豪族屋敷に詳しい木島甚久
氏が寄稿した三谷昔語りの記事に掲
載された復元予想図に残る遺構が現
在でも見ることが出来ます。現在の亀
の甲全体が一つの要塞館であったこと
が想像でできます。
木島甚久氏が三谷昔語りに寄稿した
亀の甲小野田家復元図です.
復元図を見ると亀の甲全体が要塞館
であったことがよくわかります。
東谷史跡散策の参加者を募集中です。
次回は小森町内の予定です。