今回の紅茶はいつもの野生の茶葉を

メインに桜葉と椿の新葉を一緒に発酵

(酵素分解)させて作りました。今まで

は別々につくって好みの量をブレンドし

て使っていましたがだいたいの割合が

つかめたので今回は一緒に発酵させま

した。出来上がった紅茶ですが思いの

ほかうまくできて桜の薫る紅茶にすっき

りしたほの甘い後味が残る美味しい味

です。甘味の部分は椿紅茶の味だと思

います。コツはあまり長く発酵させない

のがポイントです。今からの茶葉はいわ

ゆるセカンドフラッシュで新葉も大きめ

でたくさん量が採れて効率的なのです

がそろそろ葉裏に毒毛虫が発生するの

で摘むときは面倒ですが注意が必要で

す。うっかり卵や幼虫が付着したままだ

と後が大変です。かなりの手間ですが

摘むたびに確認して摘んでいます。

 

摘んだ茶葉、桜新葉、椿新葉は一昼夜静置してしなっとさせます。右の写真です。

いわゆる萎凋という作業工程です。左は萎凋した茶葉を手もみしたものです。これで

茶葉の酵素が分化されて紅茶になっていきます。今回は桜葉も椿新葉も一緒に発酵

させています。

 

手もみした直後のMIX茶葉です。揉捻という作業工程です。

 

 

 

揉捻した茶葉はビニール袋に入れて発酵させます。この日は少し室温が低かったので

ストーブを焚いて天板の上でゆっくり温めます。今回は5時間ほど発酵させました。

 

 

 

頃合いを見て発酵を止めるのですが鍋で弱火で乾煎りします。そのまま

焦げないようにゆっくり乾燥させます。

 

 

 

 

 

さっそく飲んでみました。桜の香りがほのかに香り、すっきりした甘みの後味が

美味しかったです。