読者の方からセリと毒セリの見分け方
を教えてほしいとのことでしたので説明
しますね。セリは古来より美味しい山菜
と親しまれてきましたが、毒ゼリは今時
分は外見もそっくりで全国で誤食による
中毒が絶えません。症状は重く死亡す
る例も多々あります。湿地など同じ場所
に生育していることも多く、厄介です。
ただ、見分け方は簡単です。
①春先の地上部は本当によく似ている
ので、外見で判断するのではなく株を掘
り上げて根の部分を確認します。食用に
なるセリは白くて細いひげ根になってい
ます。一方の
毒セリは根の部分がタケノ
コ状の節根
になっています。今時の若い
株は毒セリも根は細めですがそれでも節
根なので区別できます。
②セリは葉をちぎって
揉むとセリ特有の
爽やかなセリ香
がします。毒セリは揉ん
でも
無臭もしくは弱いですが青臭いイヤ
な香
りがします。
この二点でほぼ間違いなく区別できます。
③として6,7月の花期にはセリは大きく
ても30cmほど、毒セリは1m近くの大型
になりますが食べ時の若葉の頃は外見が
よく似ていて判断の基準になりません。
以下に写真を載せます。
食べ頃の今時分のセリです

今の時期の毒セリの幼株です。良く見れば葉の形が違いますが
ちょっと見では区別できません。要注意です。写真は毒セリの
写真を持っていないのでネットからお借りしました。
見分け方のポイントです。食用のセリは白いひげ根が特長です。

一方の毒セリの根部です。タケノコ状の節根になっています。
幼株の頃は細いですが割るとタケノコ状になっているので
見分けられます。写真はお借りしました。
後は香りの違いです。セリ香は爽やかな香りなので容易に区別できます。