愛用の小倉は篠崎の陶芸家一閑堂

さんの30cmの平皿の縁の部分が

欠けてしまいました。欠けた部分が

残ってなかったので補修するには

麦漆を使って漆粘土を作り、それで

欠けた部分を修復するのが普通で

すが、今回は欠けた部分を粘土で

形成しそれを素焼きして部品を作り

これを骨材として漆で固める手法を

使いました。金継ぎの技法で欠けた

部分を他の陶片などで補修するやり

方がありますがその応用です。粘土

で型を取って作った部品を薪ストー

ブの灰に埋めて2日間焼くと素焼き

の部品が出来るのでそれを骨材にし

て漆で接着します。

 

 
スカイブルーに発色した酸化焼成の器ですが誤って縁を欠けさせてしまいました。
 
 

 

お気に入りだったので補修したいと思います。

 

 

 

粘土を欠けた部分に充てて型を作ります。失敗したときのことを考えて

複数個作ります。

 

 

 

粘土が余ったので素焼きのおはじきも作ります

 

 

 

 

 

粘土の部品をアルミホイルでくるんで

 

 

 

薪ストーブの炉内に入れて灰に埋め2日間燃やします。(連続ではなく暖房で使用する時間です。

およそ累計で10時間ほどでしょうか)

 

 

 

火が消えたタイミングで取り出します。部品はうまく焼けました。おはじきは

もう一日追加で焼きます

 

次回は作った部品で呼び継ぎします