11月上旬に新東谷興農会館オープン
に伴いリニューアルされた東谷資料館
では展示の目玉として地区の方から寄
贈された小倉織の布見本とそれを基に
復元された小倉織の袴が展示されてい
ます。小倉織の歴史は古く江戸時代初
期に地元北九州近辺の綿糸を使用して
、縦糸に2本の双糸を使い丈夫な縦じま
模様が特徴的な綿布です。徳川家康も
狩衣の袴に小倉織の袴を使用したよう
です。その後徐々に一般庶民にも広が
り日常着の素材として使われました。
因みに私の高校でも戦前は小倉織を
使った制服を学生は使用していたと叔父
から聞きました。残念なことに小倉織は
戦後その製造技術を含め途絶えていた
のですが15年以上前に復活し、小倉織
研究会を中心に個人の作家さんや製造
会社が新デザインも含めた新たな小倉
織が復活しています。東谷資料館では
来月12月13日(月)に北九州いのちの
旅博物館の学芸員さんによる小倉織の
講演があっるのでご興味のある方はいい
機会ですのでぜひ聴講ください。
当時のサンプルを見本にして復元された小倉織の袴です。
12月13日10時~12時まで、リニューアルオープンの記念講演があります、